著者
山口 智 福島 学 浮貝 雅裕 菅原 研次
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.39, pp.32-33, 1989-10-16

大学の情報工学科の学生に、ソフトウェア開発の理論と実際を効果的に習得させるためには、導入教育をも含め体系化された演習教育が有効であると考えられる。その導入教育においては、用語の理解も非常に重要な意味を持つ。しかし、情報工学に関する知識をあまり持たない新入生に対し、多人数ゆえに、講義だけでは十分に理解させることは困難である。今回は、Smalltalk-80の対話型プログラミング環境を利用し、情報工学おける基礎概念および用語を、体験的に理解させることを試みたソフトウェア教育支援システムの概要およびその運用結果について報告する。
著者
河村 俊一 浮貝 雅裕 三井田 惇郎
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. ET, 教育工学 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.96, no.148, pp.89-96, 1996-07-13
被引用文献数
6

本稿では, インターネット上におけるCAIシステムの実現を最終的な目的として, 多様な学習者への対応を考慮に入れたシステム構築の一手法を提案している. 本研究では, 学習者に主体的な学習環境を提供可能な学習者主導型CAIの実現に向けて, 学習者の学習スタイルをモデル化するための一手法として, 性格テストなどを考慮に入れて性格情報を含めて学習者をモデル化した. コースウェアの教材構造には木構造を採用し, リーフノードにあらかじめ作成されている複数の教材の中から, モデルに基づき, 各々の学習者に適した教材提示を可能とするシステムの枠組みの提案と, 併せて, WWWを利用したCAIシステムの枠組みについて考察している.
著者
河村 俊一 浮貝 雅裕 三井田 惇郎
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. ET, 教育工学 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.97, no.82, pp.49-56, 1997-05-30
被引用文献数
5

インターネット上における学習支援システムの実現を最終的な目的として,本研究では,多様な学習者への対応を考慮に入れたコースアウトラインの設計を支援するための一手法を提案している.本システムでは,コースウェアの学習に際しては,学習者インタフェースにWebブラウザの利用を前提としており,性格情報を含めてモデル化した学習者モデルに基づき,各々の学習者に最も適した教材を提示可能とする枠組みとなっている.この枠組みに基づいて容易にコースウェアが設計可能なオーサリングシステムの実現のため,本稿では,学習者モデルと対応づけたコンポーネントを利用したコースアウトラインの設計支援システムの枠組みについて述べている.