著者
淀川 英司
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
vol.24, pp.19-24, 2000
参考文献数
12

エージェント技術を取り上げ, エージェントに要求される主な機能, 基本的エージェントシステムのアーキテクチャ, エージェント間の連携のための手法エージェント技術の応用例について概説する.
著者
松田 博志 淀川 英司
雑誌
情報処理学会研究報告知能と複雑系(ICS)
巻号頁・発行日
vol.2004, no.105(2004-ICS-137), pp.49-54, 2004-10-29

自律的に行動するエージェントにとって、知識量は対応限界を意味する。自律性を保持しつつ知識を増加させ、対応能力を高めるためには、エージェント自らが知識を獲得する必要がある。そこで、未知のオブジェクトに対して試行錯誤的に既知である行動の知識の適用を試みることで、オブジェクトの知識を後天的に学習し、同時にエージェントを個性化するために、試行錯誤時に受けた感情の変化を学習するモデルを作成した。これによって、各エージェントのオブジェクトに対する印象の違いを利用した、個性を実現できると考える。本稿では、作成した刺激と反応による後天的学習情動モデルの概要を述べ、グリッドワールドでシミュレーションした結果についても述べる。
著者
竹谷 智良 淀川 英司
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. HIP, ヒューマン情報処理 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.101, no.699, pp.39-46, 2002-03-01
被引用文献数
1

今日、誰でも銀行のATM(Automated Teller Machine)を使用して、貯金、引出し、振込みや残高を確認できる。しかし、ATMは多くの機能と画面があり、一画面内でさえも多くの選択肢を持っているなどのため、多くの人にとって、非常に便利であるが、使い方に馴染めない人も少なくない。本研究では、ATMのシミュレーション・モデルを作成し、マンマシーン・インタフェースに関する実験を行い、より使いやすいATMのインタフェースを提案し、評価を行った。その結果、利用者に予測行動を起こさせる提示順番、用語に対する提示方法などの改善により操作性を向上できることを確認した。また、階層画面における画面間の関係を考慮した利用者の認識・行動パターンを明らかにした。