著者
西川 隆太郎 森本 雄貴 濱口 哲也 浦田 久志 寺邊 政宏 三木 誓雄
出版者
日本臨床外科学会
雑誌
日本臨床外科学会雑誌 (ISSN:13452843)
巻号頁・発行日
vol.77, no.4, pp.883-886, 2016 (Released:2016-10-31)
参考文献数
5

症例は70歳,男性.10日前に,経肛門的に直腸に牛乳ビンを自己挿入したが摘出不能となっていたため,下腹部不快感と残便感を主訴に当院救急外来を受診した.来院時,直腸内に口側に向かって開口した牛乳ビンの存在が確認された.消化管穿孔の合併はなく,透視下に鉗子・バルーン・スネアによる摘出を試みたが,摘出は不可能であった.そのため,市販の吸盤と紐で即興に作成した吸引器具による摘出を試みたところ,容易に摘出に成功し,手術を回避することができた.今回用いた手技は非常に簡便かつ効果的であり,従来の方法では摘出困難な直腸内異物に対して,特に有効な方法と考えられるものであり,若干の文献的考察を加えて報告する.
著者
長藤 圭介 林 摩梨花 鈴木 宏和 大野 直弘 中尾 政之 濱口 哲也
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会学術講演会講演論文集 2005年度精密工学会秋季大会
巻号頁・発行日
pp.611-612, 2005-09-15 (Released:2006-04-18)

毎分数10,000回転と高速に回転するレーザプリンタ用ポリゴンスキャナモータなどは,精密にアンバランスを補正する必要がある.本報では,生産ラインの最終工程として,共振後に位相が反転することを応用した″オートバランスシステム″を利用することを提案し,その有用性を実機と同じスケールで示す.また,システム全体の最適設計についても議論する.