著者
小関 篤史 江村 超 熊谷 正朗
出版者
一般社団法人 日本機械学会
雑誌
ロボティクス・メカトロニクス講演会講演概要集
巻号頁・発行日
vol.2002, 2002
被引用文献数
1

本研究は4脚ロボットの不整地動歩行に関するものである。不整地としては, 踏み越え可能な水平な段差, より高い障害物, 斜面を想定し, ステレオビジョンによって地形情報を得て, 歩容生成を行う。まず, 歩行しながら, ロボット前部に取り付けた2個のカメラにより路面を左右方向に渡って観測し, 視差を検出することで路面の相対的な高低の分布を得る。この分布より回避すべきか否かを, また進行可能である場合, 時間変化より平坦な段差か斜面であるかを判断し, 必要な歩容の生成を行った。12自由度のロボットを用いて, 姿勢センサ等の情報による補正を加えてトロット歩容を行った。
著者
熊谷 正朗 江村 超
出版者
一般社団法人 日本機械学会
雑誌
ロボティクス・メカトロニクス講演会講演概要集
巻号頁・発行日
vol.2000, 2000
被引用文献数
1

現在, 人間の居住環境等における移動手段として2足歩行が着目されているが, 多くの研究では歩行を水平面に限定している。しかしながら, 実用的に使用する場合には, 路面の斜度を把握し, それにあわせて歩容を変更しなければならない。本研究ではステレオビジョンを用いた手法によって斜度を推定し, ロボットの歩容を変更し, 斜度を教示することなく歩行させることに成功した。あわせて他の物体を追尾歩行するための制御について報告する。