著者
片桐 由喜
出版者
小樽商科大学
雑誌
商学討究 (ISSN:04748638)
巻号頁・発行日
vol.50, no.4, pp.157-166, 2000-03-31

研究ノート
著者
加藤 智章 新田 秀樹 西田 和弘 石田 道彦 稲森 公嘉 田中 伸至 石畝 剛士 国京 則幸 関 ふ佐子 原田 啓一郎 水島 郁子 石畝 剛士 片桐 由喜
出版者
北海道大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2012-04-01

本研究の研究成果として、各国の診療報酬体系は原価計算に基づく報酬設定というスタイルを取っていない点で共通であるという知見を得た。ここで日本の診療報酬体系は統一的で極めて精緻なシステムを構築していることが理解できたものの、医療保障を実現するための供給サイドに対しては、診療報酬に偏重しているため、医療施設等のスクラップアンドビルドに柔軟性を欠くとの仮説を獲得するに至った。このため、本研究はテーマを、医療施設をはじめとする医療保障体制全般にシフトチェンジし、基盤(A)の研究に転換することとした。
著者
片桐 由喜
出版者
北海道大学大学院環境科学研究科
雑誌
北海道大学大学院環境科学研究科邦文紀要 (ISSN:09116176)
巻号頁・発行日
no.6, pp.p75-128, 1993-03

イギリスは戦後、国民保健サービス法を制定し、医療保障には財源を主として租税に求める国営医療方式を採用することとした。本稿はこのようなイギリス医療保障制度及び前記制定法の形成・立法過程、制定法の意義と問題点の考察等からなる。本稿の問題関心はイギリスが国営方式を選択した理由・根拠である。なぜなら我が国を含めてドイツ、フランス等においては、医療保障に保険制度を採用しており、これら自由主義諸国と立場を同じくするイギリスが医療保障分野において異なる制度をなぜ選択したかを検討することは、医療保障制度の在り方を考えるうえで極めて重要であると思われたからである。イギリスが国営方式を選択した理由には、従来存在していた保険制度の欠陥及びそれに由来する不信感、戦後労働党政権による医療社会化構想等が考えられるという結論を得た。
著者
片桐 由喜
出版者
労働旬報社
雑誌
賃金と社会保障 (ISSN:09114718)
巻号頁・発行日
no.1328, pp.78-84, 2002-08

社会保障判例研究 / 北海道大学社会保障法研究会 / 大阪市生野区福祉事務所事件・大阪高裁判決(平一三・一〇・一九)賃社第一三二六号六八頁