- 著者
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牟田 和恵
- 出版者
- 日本家族社会学会
- 雑誌
- 家族社会学研究 (ISSN:0916328X)
- 巻号頁・発行日
- vol.20, no.1, pp.7-9, 2008-04-30 (Released:2009-08-07)
- 被引用文献数
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シンポジウムでは,1対1の性的関係に絶対的基盤をおかないつながり,あるいはそれを基としながらも,カップルの対の関係(とその子ども)という核家族的関係に閉じないつながりによる,「家族のオルタナティブ」の新たな可能性を検討した。小谷部育子は「コレクティブハウジングの理念と実践」,釜野さおりは「レズビアン家族とゲイ家族から『従来の家族』を問う」,上野千鶴子は「家族の臨界:ケアの再分配問題をめぐって」と題して,新たな親密さ・拠るべき生の基盤の構築の可能性を,実践的・理論的に提示した。討論者の野沢慎司は,ステップファミリー研究の知見を生かし,これまでの家族研究とのつながりを論じた。司会は,牟田和恵と須長史生が務めた。