著者
佐々木 美智子 王 治文
出版者
東北文化学園大学
雑誌
リハビリテーション科学 : 東北文化学園大学医療福祉学部リハビリテーション学科紀要 (ISSN:13497197)
巻号頁・発行日
vol.4, no.1, pp.55-61, 2008-03

介護老人福祉施設のあり方は,措置制度から契約制度へと変化し,「自立支援」や「在宅復帰支援」を求められるようになってきた.そのため,福祉施設においても機能訓練が重要視されるようになってきているが,実際の取り組みについての報告は少ない.本研究においては,我々が福祉施設で実施していた機能訓練の内容を調査し,福祉施設における機能訓練のあり方や今後の課題について検討した.我々は,入所者への機能訓練で,関節可動域訓練などの身体機能への訓練やポジショニングや環境調整などを実施し,職員への指導では,移乗動作などADLの介助方法について多く助言を行った.福祉施設における機能訓練は,対象者の身体機能・精神機能の維持のためのアプローチと日常生活の動作能力の維持や改善につながる介助方法や対象者の能力を引き出すための環境調整など,多様な視点からの関わりが重要であると考えられた.
著者
王 治 渡部 大志
出版者
日本感性工学会
雑誌
日本感性工学会論文誌 (ISSN:18845258)
巻号頁・発行日
vol.18, no.6, pp.417-421, 2019 (Released:2019-12-27)
参考文献数
20

To improve the safety of autonomous cars, their obstacle detection capability in bad weather must be substantially improved. Haze is a major factor that degrades outdoor images. Although various dehazing schemes have been proposed, a dehazing scheme designed to improve obstacle detection capability has not been reported. Hence, we present a dehazing algorithm that enhances the safety of an autonomous car. This algorithm should be able to work in real time, even using edge computers typically installed as car electronics. Furthermore, this algorithm should work on grayscale images, as systems dependent on color images are often unaffected by environmental color changes caused by factors such as a setting sun. The empirical results showed that our grayscale image-based proposed algorithm is comparable to the results of current cutting-edge methods, and operates in real time.
著者
佐々木 美智子 王 治文
出版者
東北文化学園大学医療福祉学部リハビリテーション学科学科長
雑誌
リハビリテーション科学 : 東北文化学園大学医療福祉学部リハビリテーション学科紀要 = Rehabilitation science : memoirs of the Tohoku Bunka Gakuen University Faculty of Medical Science & Welfare, Department of rehabilitation (ISSN:13497197)
巻号頁・発行日
vol.4, no.1, pp.55-61, 2008-03-31

介護老人福祉施設のあり方は,措置制度から契約制度へと変化し,「自立支援」や「在宅復帰支援」を求められるようになってきた.そのため,福祉施設においても機能訓練が重要視されるようになってきているが,実際の取り組みについての報告は少ない.本研究においては,我々が福祉施設で実施していた機能訓練の内容を調査し,福祉施設における機能訓練のあり方や今後の課題について検討した.我々は,入所者への機能訓練で,関節可動域訓練などの身体機能への訓練やポジショニングや環境調整などを実施し,職員への指導では,移乗動作などADLの介助方法について多く助言を行った.福祉施設における機能訓練は,対象者の身体機能・精神機能の維持のためのアプローチと日常生活の動作能力の維持や改善につながる介助方法や対象者の能力を引き出すための環境調整など,多様な視点からの関わりが重要であると考えられた.
著者
王 治文 張 〓 外里 冨佐江 飛松 好子 岩谷 力
出版者
東北文化学園大学
雑誌
リハビリテーション科学 : 東北文化学園大学医療福祉学部リハビリテーション学科紀要 (ISSN:13497197)
巻号頁・発行日
vol.3, no.1, pp.13-22, 2007-03

社会的不利は障害を受けた個人が従来の役割を果すことに制限を受けることと考えられる.社会的不利の測定が重要であるにも関わらず,台湾では信頼性と妥当性が確認された尺度はない.この研究の目的は広く用いられる社会的不利の尺度Craig Handicap Assessment and Reporting Technique-Short Form (CHART-SF)の信頼性を繰り返してストにより検証することである.我々はCHARTの原作者の許可を得,CHART-SFとその採点法を中国語に翻訳し逆翻訳と確認作業を行った.信頼性の検証は再テスト法を用い,21名の脊髄損傷者に電話インタビューで行われた.分析はピアソンの積率相関係数と対応のあるt検定を使用した.結果では,社会統合領域以外CHART-SFのすべての領域において1回目と2回目のテスト間の相関係数は0.80以上であり,すべての項目回答において有意な相関があり有意な差はなかった.この結果からCHART-SF中国語版は社会的不利を測定するための信頼できる尺度であることを検証した.