著者
田中 純子
出版者
日本公民館学会
雑誌
日本公民館学会年報 (ISSN:1880439X)
巻号頁・発行日
vol.17, pp.22-27, 2020

<p>This is a report on how Kominkan in Okayama City have coped during the COVID-19 disaster as well as the issues that the pandemic poses for Kominkan activities in the future. Kominkan have continued to play a role as Kominkan by introducing the new idea of "Kominkan that can be apart and connected". These Kominkan efforts can be divided into three areas: (1) sharing energy and wisdom, (2) supporting and helping one other in daily life, (3) efforts that utilize TV and ICT. What can be seen from these efforts is that the underlying strengths of Kominkan and their activities and programs, the deepening of the relationship with students enrolled in club courses, and the potential for online activities and those that take place in real space were reconfirmed. It is important to consider how kominkan will contribute to the solution of the social problems that have been laid bare by COVID-19, solutions that include support programs for families in need.</p>
著者
杉山 文 海嶋 照美 坂宗 和明 田中 純子
出版者
一般社団法人 日本肝臓学会
雑誌
肝臓 (ISSN:04514203)
巻号頁・発行日
vol.59, no.1, pp.33-40, 2018-01-20 (Released:2018-01-29)
参考文献数
7
被引用文献数
2

広島県および全国において肝炎医療コーディネーター(肝炎Co)の活動実態について調査した.広島県の調査では,看護師(医療機関肝炎Co)は【患者としてすでに通院・入院しているキャリア】に,保健師(自治体肝炎Co)は,【感染を知っても継続受診をしていないキャリア】に接することが最も多く,看護師と保健師では活動の内容にも相違がみられた.全国の肝炎Coにおいても,所属機関や職種によって活動実態に相違が認められた.肝炎Coは所属機関や専門性によって接するキャリアが異なることから,医療機関所属の肝炎Coは「医療の相談,精神的ケア」,自治体所属の肝炎Coは,「受検・受療促進・フォローアップシステムへの登録勧奨」など活動内容を分離し,その役割を明確にすることが必要と考えられた.また,全国の医療従事者における肝炎Co養成制度の認知度は3-4割と低く,周知活動をさらに進める必要性が示唆された.
著者
秋田 智之 田中 純子 大久 真幸 杉山 文
出版者
広島大学
雑誌
挑戦的萌芽研究
巻号頁・発行日
2016-04-01

がん検診の評価において、検診発見群と外来発見群の生存率を比較して有効性を示す場合には、リードタイムバイアスによる過剰評価が問題となる。本研究では、がんサイズの倍加時間を利用し、観察期間「発見可能なサイズになってから死亡まで」と変更することにより、リードタイムバイアスの補正をしたうえで生存率を比較する方法を提案した。これを4病院の肝がんサーベイランス発見群2,822人、外来発見群1,077人の生命予後データに対して適用したところ、補正後の生存率の差は依然認められ、サーベイランス発見群の生存率のほうが高く肝がんサーベイランスは生命予後の改善において有効であると考えられた。
著者
田中 純子
出版者
日本櫻学会
雑誌
櫻の科学 (ISSN:13459740)
巻号頁・発行日
no.21, pp.9-16, 2019