著者
相良 直樹 砂山 渡 谷内田 正彦
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. NLC, 言語理解とコミュニケーション (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.104, no.418, pp.7-12, 2004-10-30

情報化社会の発展に伴い,文書の電子化や大量管理,共有が可能となった.これにより,人が処理しなければならない情報量も増加している.現在,この問題に対処すべくテキスト要約において主題抽出の研究は盛んに行われているが,ストーリー抽出に関しては人手に頼らざるを得ないのが現状である.本研究においては,従来の重要文抽出を利用したテキストからのストーリー抽出手法を提案し,この有効性について考察する.
著者
相良 直樹 砂山 渡 谷内田 正彦
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告自然言語処理(NL) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2004, no.108, pp.159-164, 2004-11-06

情報化社会の発展に伴い,文書の電子化や大量管理,共有が可能となった.これにより,人が処理しなければならない情報量も増加している.現在,この問題に対処すべくテキスト要約において主題抽出の研究は盛んに行われているが,ストーリー抽出に関しては人手に頼らざるを得ないのが現状である.本研究においては,従来の重要文抽出を利用したテキストからのストーリー抽出手法を提案し,この有効性について考察する.Development of information society caused computerizing of documents, and made a lot of managements and share of documents possible. It caused the increase in the amount of information which people have to process. Currently although research of extracting subjects is active in text summarization to deal with this problem, story extraction cannot be performed without manpower. In this paper, we propose a method of story extraction from text using key sentences, then discuss the proposing method.
著者
相良 直樹 砂山 渡 谷内田 正彦
出版者
The Institute of Electronics, Information and Communication Engineers
雑誌
電子情報通信学会論文誌 D (ISSN:18804535)
巻号頁・発行日
vol.J90-D, no.2, pp.427-440, 2007-02-01

近年,インターネット上の電子情報が増加の一途をたどっている.我々が獲得できる情報の量は増えているものの,必要な情報すべてに目を通すことは難しい.そのため自動要約を行う手法が開発されつつある.自動要約の手法は大きく,指示的要約と報知的要約とに分けられる.指示的要約は,あるテキストを読むかどうかを判断するために用いられ,報知的要約は,原文の代替物として用いられる.本論文では,ストーリーを理解するために必要な項目を含む文を抽出する報知的な要約生成システムを提案する.本手法においては,テキストの主題を表し,テキストを通じて出現するメイントピックと,テキストの主題に関連してテキスト中で部分的に出現するサブトピックを抽出する.すなわち,サブトピックを抽出することにより,テキストのストーリーを理解する上で必要な項目を網羅した要約を提供するシステムを本論文で提案する.