著者
大石 啓悟 石澤 広明 宮内 祐樹 福田 将也
出版者
一般社団法人 照明学会
雑誌
照明学会誌 (ISSN:00192341)
巻号頁・発行日
vol.98, no.2, pp.62-67, 2014-02-01 (Released:2014-03-31)
参考文献数
25

There has recently been a significant increase in the number of diabetic patients. Self-monitoring of the glucose levels in a patient's blood is essential for treating diabetes. Generally, blood glucose measurement requires an invasive blood sampling. Therefore, patients are always plagued by issues such as pain, stress, and risk of blood-borne infection. The objective of this study is to develop a non-invasive blood glucose measurement device based on NIR spectroscopy. We compared the prediction accuracy of the individual calibration curve and summarized calibration curve, and took the analysis wavelength range into consideration as fundamental experiments for taking a non-invasive blood glucose measurement. As a result, a clinically effective level of accuracy and a high correlation were confirmed in the individual calibration curve, and an analysis using a smaller wavelength range has a good influence on the accuracy.
著者
東江 涼 高木 翼 桂川 裕偉 千野 駿 石澤 広明
出版者
自動制御連合講演会
雑誌
自動制御連合講演会講演論文集 第57回自動制御連合講演会
巻号頁・発行日
pp.1833-1835, 2014 (Released:2016-03-02)

近年,医療体制が見直され,医療現場でしか受けることのできなかった処置を,生活形態に合わせて受けることのできる在宅医療や,予防医療が注目されている.こうした中で自身の健康状態を把握できるバイタルサイン測定の需要が高まっている.本報告では, FBGセンサを用いて取得した脈波から呼吸数を算出し,本呼吸数測定システムの算出可能な呼吸数範囲と妥当性を示した.
著者
伊藤 秀和 石澤 広明 石川 和夫 大倉 力 木村 嘉孝 西澤 賢一 長谷川 有貴 長谷川 有貴
出版者
一般社団法人照明学会
雑誌
照明学会誌 (ISSN:00192341)
巻号頁・発行日
vol.94, no.12, pp.811-815, 2010-12-01

近年の食の安全,安心に対する要求は高く,色々な問題が発生し,複雑化している.照明学会としてこの分野に寄与するため,平成19年に「食物安全への赤外放射応用研究調査委員会」が活動開始した.赤外線とさらに広い波長範囲の光までも含んで,色々な研究・調査が実施された.この3年間の研究期間を終了し,研究活動を振り返り,今後の見通しも含め,委員会メンバーによる座談会を平成22年7月26日に実施した.
著者
田村 一人 酒井 通友 藤田 圭一 西松 豊典 石澤 広明 鳥羽 栄治
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. MBE, MEとバイオサイバネティックス (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.102, no.341, pp.45-48, 2002-09-20
被引用文献数
2

今日、食生活の西洋化などによる栄養過多、飽食、肥満、運動不足、アルコール摂取量の増加、あるいはストレスの増加により、糖尿病患者の数は増加の一途をたどっている。全世界では1億2千万人から1億4千万人、わが国では予備軍を入れて約2000万人が糖尿病の危険におかされており、重大な問題となっている。このような糖尿病患者は、血糖値(血中グルコース濃度)が高く、血統をコントロールするインシュリンの分泌が不全である。従って、糖尿病患者はインシュリン補充によるインシュリン療法が生存のために必要とされている。インシュリン療法を行うためには1日に何回も血糖値を測定し、血糖値が高くなったときにインシュリンを補充しなければならない。しかし、現状では、血糖値の測定は血液を採取するため、患者の負担が大きく、1日に何度もこの測定を行うことによる苦痛や、他の病気への感染症の危険性などを含んでおり、現実的な手法とはいえない。そこで、本研究ではこのような問題を解決するため、光応用計測による血中グルコース濃度の非侵襲測定の可能性を検討した。