著者
芝木 儀夫 湯浅 賢治 神田 重信
出版者
特定非営利活動法人 日本口腔科学会
雑誌
日本口腔科学会雑誌 (ISSN:00290297)
巻号頁・発行日
vol.47, no.1, pp.50-55, 1998-01-10 (Released:2011-09-07)
参考文献数
11

Classification of facial images was done using the eigen-faces method, which is based on a method known as the principal component analysis.The average face images of 30 young females aged from 18 to 19 years were prepared, and individual face images were classified into 30 eigen-faces. Then 30 cropped faces of each subject were reconstructed using some of the 30 eigen-faces and the average face. The reconstructed facial images were evaluated as to whether or not they were similar to original facial images by 19 observers.As a result, estimation scores by observers correlated linearly with the number of eigen-faces. It was considered that the individual face was identified to the cropped face with at least 7 eigen-faces. Furthermore, subjects were classified into 5 groups by cluster analysis with eigen-faces.
著者
清水 真弓 湯浅 賢治 神田 重信
出版者
特定非営利活動法人 日本歯科放射線学会
雑誌
歯科放射線 (ISSN:03899705)
巻号頁・発行日
vol.31, no.4, pp.279-284, 1991-12-30 (Released:2011-09-05)
参考文献数
19

On the sialogram of the submandibular gland, ducts and/or glands communicating with Wharton's duct are sometimes seen and considered to be the major sublingual gland or accessory submandibular gland.But no distinct definition of the major sublingual gland image on sialograms is so far given.We defined, therefore, the major sublingual gland image on sialograms mainly referring to anatomical literature. The frequency of appearance of the major sublingual gland image on sialograms was also examined.Our results include:1. The major sublingual gland was defined as follows on the sialogram of the submandibular gland: the gland which has a duct communicating with Wharton's duct within 10mm from the orifice.2. The major sublingual gland was identified on 64 out of 553 submandibular gland sialograms.
著者
清水 真弓 岡村 和俊 吉浦 一紀 神田 重信
出版者
特定非営利活動法人 日本歯科放射線学会
雑誌
歯科放射線 (ISSN:03899705)
巻号頁・発行日
vol.44, no.1, pp.49-52, 2004-03-30 (Released:2011-09-05)
参考文献数
19

シェーグレン症候群の超音波像では「内部エコーの不均一化」が重要である。そのうち, 「multiple hypoechoic areas」ならびに「hyperechoic lines or spots」を診断基準に採用すると高い正診率が得られ, さらに, 耳下腺に顎下腺の所見を加えると感度ならびに正診率の向上が認められた。これらの結果をふまえ, より広く受け入れられる診断基準の確立がのぞまれる。
著者
西原 克成 田中 順三 神田 重信 樺沢 洋 志村 則夫 松田 良一 丹下 剛 蔦 紀夫 梁井 皈
出版者
東京大学
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
1997

最終年度に当たる本年度は、脊椎動物の特徴である骨髄造血系の発生と鰓腸腸管呼吸器の肺呼吸への進化の相関性を人工骨髄器官を用いて骨髄造血巣を原始動物に発生させる実験進化学手法を応用して解明した。これにより骨髄造血系が主役として機能している免疫システムの本態を明らかにし、免疫病の発症の機序を解明し、予防法と治療法を樹立した。この結果、新しい免疫学の概念を樹立することが出来た。原始型の脊椎動物である二種類のサメ、ドチザメとネコザメ及びアホロートル・ゼノプスを陸上げする実験を行い、HLAの発生を解明した前年度に続いて、陸上げを境として白血球の性賞が革命的に変化し、同時に交感神経系と錐体路系が発生することを組織学的に世界に先駆けて検証する事が出来た。これによりこころと精神の発生までも明らかにすることが可能となり、免疫学とこころ・精神の関連性も解明された。本研究により原始型が高等動物の胎児に相当することを異種移植実験により完壁に検証し、ヘッケルの生命反復学説を分子生物学的に検証し、真性生命発生原則として提唱した。また陸上げ実験により、第二革命で鰓〓から発生する肺や胸腺、組織免疫系や交感神経系、臓器の栄養血管系のすべてがLamarckの用不用の法則にもとずいており、この法則が細胞遺伝子の引き金が物理化学的刺激によって引かれる化生(Metaplasia)で起こることを分子生物学的に検証した。これらの成果をBolognaで開かれた第13回国際シンポジウムCramics in Medicineで発表し多大な反響があった。脊椎動物を規定する骨の人工合成物質のヒドロキシアパタイト多孔体を用いて、生体力学刺激により進化で発生する高次組織の骨髄造血巣を、内骨格に軟骨しか持たないサメを用いて筋肉内に発生させる実験進化学手法により脊椎動物の3つの謎、すなわち進化の原因子、免疫システムの発生と骨髄造血系の発生原因のすべてが、重力作用への生命体の力学対応にあることを検証した。これにより新しい免疫病の治せる医学に立脚した正しい免疫学の体系が世界に先がけて樹立された。平成13年2月24日に日本免疫病治療研究会を発足させた。これらの業績を専門の雑誌の他に2001年度に7冊の本にまとめて出版した。年度内に研究を完成させることが出来たことは誠に喜ばしい限りである。