著者
設樂 成実 天野 絵里子 神谷 俊郎
出版者
一般社団法人 情報科学技術協会
雑誌
情報の科学と技術 (ISSN:09133801)
巻号頁・発行日
vol.69, no.11, pp.510-515, 2019-11-01 (Released:2019-11-01)

紀要編集者ネットワークは,紀要の編集関係者や,公開や流通を支える図書館関係者,印刷関係者等をつなぎ,意見や情報を交換できる場を提供し,紀要の発展に向けた支援につなげることを目指す活動である。本稿では,筆者の紀要編集者としての実務経験および本ネットワークを通し得た紀要編集者らの声をもとに,紀要が電子ジャーナル出版を進めてゆく上で,個別の編集委員会では対応が難しく関係部署や図書館等との連携が望まれる事項について検討した。その結果,法律知識を必要とする業務のサポート,編集や運営のノウハウの継承のための情報共有,最新の学術情報流通技術への対応のための情報共有,出版プラットフォームとしての機関リポジトリとの協働を提案する。
著者
梶 茂樹 米田 信子 古閑 恭子 品川 大輔 塩田 勝彦 神谷 俊郎 若狭 基道
出版者
京都大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2008

アフリカには多くの声調言語が話されている。アフリカの声調言語の特徴は、アジアの声調言語に比して、声調の語彙的機能が低く文法的機能が高いということである。例えば、多くのバンツー系諸語では、しばしば声調のみで時制・アスペクトが区別されるし、また声調のみによって関係節かそうでないかが区別される。またガーナのアカン語では所有表現が声調のみで表現されるということもある。このような声調の文法的機能はアフリカの声調言語の大きな特徴である。