著者
中井 寿雄 福島 健一郎 西 聡士 松岡 遼太郎 能勢 佳子 中窪 悟 武部 秀人
出版者
一般社団法人 日本災害医学会
雑誌
日本災害医学会雑誌 (ISSN:21894035)
巻号頁・発行日
vol.27, no.1, pp.35-41, 2022-01-28 (Released:2022-01-28)
参考文献数
16

本研究の目的は、K-DiPSアプリを用いて、鹿児島県肝付町における医療機器・処置や薬剤などを要する要支援者を把握し、GISを用いて津波と土砂災害の被災リスクを明らかにすることである。58人の年齢の中央値(範囲)は、86.5(1–100)歳で、女性34人(58.6%)、医療機器を4人が使用していた。内服薬は243、内服以外は51種類だった。津波浸水想定区域に5人、土砂災害警戒区域に6人が居住し1区域は特別警戒区域だった。浸水想定区域の要支援者の避難準備時間を5分、時速1.66 kmで避難した場合に、5人全員が時間内に浸水想定区域外、もしくは近接の津波避難タワーに退避が可能と推定された。タワーへ避難した場合、津波流入方向に向かって移動する者が2人だった。アプリを用いることで詳細かつ最新の状態を把握できる可能性がある。GISによる可視化は、要配慮者と具体的な避難行動を検討する際に有効である。
著者
鍛治 伸裕 福島 健一 喜連川 優
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. D, 情報・システム (ISSN:18804535)
巻号頁・発行日
vol.92, no.3, pp.293-300, 2009-03-01
被引用文献数
1

テキストマイニングでは,自然言語処理分野の基礎技術である形態素解析がモジュールとして利用されることが多い.しかし,ウェブには口語体のテキストが多く,新聞記事のような整ったテキストを対象としてきた自然言語処理技術では,十分な精度で解析を行うことは難しい.本論文では,形態素解析の精度低下は「ググる」などの片仮名用言が一因となっていることに着目し,それを大規模なウェブテキストから自動獲得する手法を提案する.
著者
鍜治 伸裕 福島 健一 喜連川 優
出版者
The Institute of Electronics, Information and Communication Engineers
雑誌
電子情報通信学会論文誌 D (ISSN:18804535)
巻号頁・発行日
vol.J92-D, no.3, pp.293-300, 2009-03-01

テキストマイニングでは,自然言語処理分野の基礎技術である形態素解析がモジュールとして利用されることが多い.しかし,ウェブには口語体のテキストが多く,新聞記事のような整ったテキストを対象としてきた自然言語処理技術では,十分な精度で解析を行うことは難しい.本論文では,形態素解析の精度低下は「ググる」などの片仮名用言が一因となっていることに着目し,それを大規模なウェブテキストから自動獲得する手法を提案する.