著者
今西 二郎 渡邊 聡子 栗山 洋子 細野 八郎 田中 邦雄 矢野 忠 細川 豊史
出版者
社団法人日本東洋医学会
雑誌
日本東洋醫學雜誌 (ISSN:02874857)
巻号頁・発行日
vol.53, no.6, pp.669-674, 2002-11-20
参考文献数
4
被引用文献数
9 8

医学生の講義前後における東洋医学に関する意識を検討するため,京都府立医科大学の学生に自己記入式アンケートを配布した.医師に漢方を処方してもらったことのある学生は,18%,薬局で買った漢方薬をのんだことがあるのは53%,鍼灸治療を受けたことがあるのは,わずか13%であった。84%の学生が漢方医学に関心をもっており,漢方医学は勉強する価値があると思っている学生は82%,現代医療において漢方は必要であると考えている学生は76%,また将来漢方を自分の診療に取り入れようと思っている学生は54%であった.これらの数値は,講義後,それぞれ92%,85%,87%,62%に増加していた.
著者
中田 敬吾 細野 義郎 細野 八郎 坂口 弘 細野 史郎
出版者
The Japan Society for Oriental Medicine
雑誌
日本東洋医学雑誌 (ISSN:02874857)
巻号頁・発行日
vol.36, no.4, pp.257-276, 1986-04-20 (Released:2010-12-13)
参考文献数
12

慢性膵炎患者62名に対する臨床調査を行った。本疾患に対する有効率は著効有効合せると38.8%であった。主訴では腹痛が最も多く, 次いで腹部ガスによる腹部膨満感, 排便異常 (主に下痢または軟便), 背部痛の順であった。投与処方は加減方を入れると52種にのぼったが, 最も多く用いられていたのは柴胡桂枝湯およびその加味方であった。次いで疎肝湯, 半夏瀉心湯, 延年半夏湯, 安中散加茯苓, 六君子湯および加味方, 他の順であった。すなわち柴胡剤と補脾の剤がその主体をなしていた。このことはすなわち, 本疾患の病態として脾虚証の存在とともに肝の失調があることを示唆している。本疾患の原因に胆石の存在, アルコールの摂取過剰などが報告されているが, 今回の調査ではこれが該当する例は少なく, むしろ元来消化器が虚弱で, 低蛋白, 低栄養に起因すると考えられる例が多くを占めていた。
著者
山口 信吉 若林 嘉一郎 細野 八郎
出版者
The Japanese Society of Agricultural Machinery and Food Engineers
雑誌
農業機械学会誌 (ISSN:02852543)
巻号頁・発行日
vol.39, no.2, pp.179-184, 1977 (Released:2010-04-30)
参考文献数
12

米の応力割れ発生機構を考察するため, 米粒の含水率変化に伴う容積変化特性を究明する。精白米および3品種の玄米を実験試料とし, 液体置換法と空気比較法で試料の密度および乾量基準の比容積を測定して, その測定値と含水率の関係を検討した。規定の含水率 (0.18d. b.) 程度に乾燥された玄米では, 密度測定値に水分履歴の影響および品種間差異が認められず, 粒密度は含水率のみの関数 (等温系) とみなされる。また, 精白米の密度は玄米より高い値を示した。含水率0.08d. b. 以上における米粒の比容積 (乾量基準) と含水率の関係を表す実験式を求め, その結果より, 含水率変化による米粒の膨張係数を推定した。