著者
青木 隆幸 津田 富康 鬼塚 徹 水城 まさみ 吉松 哲之 岡嶋 透 葉玉 哲生 調 亟治
出版者
The Japanese Respiratory Society
雑誌
日本胸部疾患学会雑誌 (ISSN:03011542)
巻号頁・発行日
vol.21, no.8, pp.770-774, 1983-08-25 (Released:2010-02-23)
参考文献数
10

31歳男. 中国のポーロンリ (7,292m) にアタック中, 高山病を発症. 下山途中 (5,300m), 痙攣ののち四肢麻痺が出現. 下山後 (700m) 左胸痛, 咳嗽, 血痰が出現. 当科入院後左下葉切除を行い, 背側下部の融解壊死, 組織学的には, 無気肺, 肺胞内出血, うっ血, 小肺動脈の血栓形成, 多数の梗塞巣を認めた. 頭部CT写真で両側頭頂部に梗塞巣を認めた.
著者
宮本 伸二 葉玉 哲生 濱本 浩嗣 穴井 博文 迫 秀則 岩田 英理子 嶋岡 徹
出版者
Japan Surgical Association
雑誌
日本臨床外科学会雑誌 (ISSN:13452843)
巻号頁・発行日
vol.63, no.4, pp.862-865, 2002

症例は77歳,男性.身長169cm,体重66kg.特別な器具を用いず両側総腸骨動脈の拡大を伴う最大径7cmの腎下腹部大動脈瘤に対し全長12cmの小正中切開にて径腹的にYグラフト置換術を施行した.末梢側吻合は両側とも内外腸骨動脈分岐部で行った.術二日目に経口摂取を開始し術後経過良好で退院した.ほとんどの腹部大動脈置換術は小切開で可能と思われ,今後推奨される術式と考える.