- 著者
-
藤川 昇
- 出版者
- 苫小牧工業高等専門学校
- 雑誌
- 奨励研究
- 巻号頁・発行日
- 2009
1.研究目的苫小牧高専機械工学科学生向けに教育効果の向上および企業のニーズに合わせ,基礎的な論理回路,PLCおよびパソコンによる制御が可能な制御実習装置の製作を行った.また,生産加工実習等において,制御回路について実習を実施し,教育改善を目的とした.2.研究方法研究方法を以下に示す.論理回路,PLCおよびパソコン制御等の実習装置の製作を行い,実習工場に設置し、1グループ(8~9人)の学生が,上記実習装置を活用し,機械工学科生産加工実習において制御実習を行う.実習装置の仕様について下記の(1)~(3)に示す.(1)ブレッドボード等を活用し,論理回路の基礎である切換回路,インターロック回路および自己保持回路等の実習ができる.(2)PLCを用いて,ラダー図を用いた直流入出力・タイマー回路等の実習ができる.(3)デスクトップパソコンのPCIバスにDIOボード・モーターコントロルボードを取り付け,パソコン上において,直流入出力およびステッピングモータ等の基礎的な制御実習ができる.3.研究成果本研究における研究結果について下記の(1),(2)に示す.(1)実習工場内において実習時の1グループ(8~9人)の学生が,論理回路,PLCおよびパソコン制御等の実習が可能となった.(2)論理回路,PLCおよびパソコン制御の実習を行うことにより,基礎的な電気・電子制御学習において入出力の結果を目視により確認が可能となった.