- 著者
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佐藤 勝明
玉城 司
伊藤 善隆
神作 研一
藤沢 毅
- 出版者
- 和洋女子大学
- 雑誌
- 基盤研究(C)
- 巻号頁・発行日
- 2009
『続猿蓑』の連句について付合分析を行い、「かるみ」が高度な思考活動と句作段階での捨象・推敲を伴って実現することを、明らかにした。それが同時期の俳壇全体の中でどう位置付けられるかを明らかにするため、元禄期の全俳書を調査し、その基礎的なデータを刊行した。その中から、地方俳書の一つである『備後砂』に着目し、その分析を通して、「かるみ」とは異なる地方俳諧の実態を明らかにした。