著者
落合 博志 神作 研一 恋田 知子
出版者
国文学研究資料館
雑誌
「書物で見る 日本古典文学史」解説 = Various Early Japanese Books ――Introduction to Bibliography――
巻号頁・発行日
pp.1-10, 2016-06-20

本展示では、上代から明治初期までの文学を、書物(古典籍)によってたどります。最近の研究動向にも配慮はしましたが、むしろ教科書でなじみの深い作品を 中心に据えて、文学史の流れを示しました。写本の表情や版本の風合いに触れながら、豊かな日本古典文学史の諸相をお楽しみください。This exhibition traces history of Japanese literature with books from ancient time to the beginning of Meiji period.We try to show the flow of Japanese literature history with familiar works as well as considering the recent study result. Please enjoy the various aspects of Japanese literature history as watching expression of manuscripts or texture of printed materials.
著者
落合 博志 神作 研一 恋田 知子 金子 馨
出版者
国文学研究資料館
雑誌
書物で見る 日本古典文学史 = History of classical Japanese literature seen from old rare books
巻号頁・発行日
pp.1-16, 2018-03-16

国文学研究資料館では、上代から近代(明治時代初期)までの文学を書物(古典籍)によってたどる、通常展示「書物で見る日本古典文学史」を毎年開催しています。本冊子はその展示の概要を収録したもので、教科書でなじみの深い作品を中心に据えて、文学史の流れを示しました。ささやかながら、日本古典文学の豊かな世界への手引きとなることを願っています。
著者
原 正一郎 太田 尚宏 小山 順子 黄 昱 恋田 知子 神作 研一 齋藤 真麻理 高科 真紀 有澤 知世
出版者
人間文化研究機構国文学研究資料館
雑誌
国文研ニューズ = NIJL News (ISSN:18831931)
巻号頁・発行日
no.51, pp.1-16, 2018-05-07

●メッセージ国文学研究資料館情報システムの今昔物語●研究ノート読書時間は森の中――尾張藩「殿山守」資料に見る山間村落のひとこま――現代における古典文学コミカライズの傾向について●トピックス平成29年度 連続講座「初めてのくずし字で読む『百人一首』」平成30年度 連続講座「多摩地域の歴史アーカイブズ(古文書)を読む」特別展示 「伊勢物語のかがやき――鉄心斎文庫の世界――」第15回日本古典籍講習会(平成29年度)国際研究ワークショップ「江戸の知と随想」2017冬パリフォーラム「東アジアにおける知の往還」第一回――書物と文化――日本古典籍セミナー国際研究交流集会「災害国におけるアーカイブズ保存のこれから――技術交流・危機管理から地方再生へ――」平成30年度 アーカイブズ・カレッジ(史料管理学研修会通算第64回)の開催閲覧室だより第4回日本語の歴史的典籍国際研究集会の開催「古典」オーロラハンター3LOD Challenge 2017の最優秀賞に当館の「日本古典籍データセット」が使用されました総合研究大学院大学日本文学研究専攻の近況●表紙絵資料紹介山東京伝書簡
著者
上野 健爾 西村 慎太郎 落合 博志 鈴木 淳 三野 行徳 入口 敦志 田中 大士 陳 捷 青田 寿美 神作 研一
出版者
人間文化研究機構国文学研究資料館
雑誌
国文研ニューズ = NIJL News (ISSN:18831931)
巻号頁・発行日
no.42, pp.1-16, 2016-01-22

●メッセージ異分野間の共同研究と国際ネットワーク構築への夢●研究ノート東日本大震災で被災した医学書と近世在村医――福島県双葉町泉田家文書の世界――『毘沙門堂本古今集注』の書誌的問題シーボルト本『北斎写真画譜』の行方●トピックスマレガ・プロジェクトシンポジウムinバチカン「キリシタンの跡をたどる」特別展示「韓国古版画博物館名品展」と国際ワークショップ「東アジアの絵入刊本」平成27年度国文学研究資料館「古典の日」講演会第39回国際日本文学研究集会大学共同利用機関シンポジウム2015「研究者に会いに行こう! ――大学共同利用機関博覧会――」参加記ようこそ国文研へ総合研究大学院大学日本文学研究専攻の近況
著者
神作 研一
出版者
大学共同利用機関法人 人間文化研究機構 国文学研究資料館
雑誌
日本古典籍講習会テキスト
巻号頁・発行日
no.15, pp.1-6, 2018-01-16

本テキストは、「第15回日本古典籍講習会(平成29(2017)年度)」(2018.1.16-19:国文学研究資料館、国立国会図書館共催)で使用された資料の一部です。
著者
飯倉 洋一 クリストファー リーブス 北村 啓子 舘野 文昭 高見 純 有澤 知世 神作 研一 海野 圭介 恋田 知子
出版者
人間文化研究機構国文学研究資料館
雑誌
国文研ニューズ = NIJL News (ISSN:18831931)
巻号頁・発行日
no.53, pp.1-16, 2018-10-15

●メッセージ古典籍を開くために●研究ノート博論を摘まむ古典ARの紹介――展示会での新しい鑑賞方法――●書評 ブックレット〈書物をひらく〉4小山順子著『和歌のアルバム 藤原俊成 詠む・編む・変える』●エッセイマレガ・プロジェクトでの共同研究と、バチカン・イタリアからの招聘旅程を終えて●トピックスないじぇる芸術共創ラボ アウトプットイベント2件開催和歌ワークショップ【X】2018夏イリノイ特別展示 祈りと救いの中世〈新収〉庵逧厳旧蔵資料の紹介中髙生向けの講演会・展示を国立国会図書館国際子ども図書館とのコラボで開催!第42回国際日本文学研究集会(プログラム)総合研究大学院大学日本文学研究専攻の近況●表紙絵資料紹介『比丘尼縁記』
著者
今西 祐一郎 大高 洋司 加藤 聖文 山本 登朗 入口 敦志 神作 研一 谷川 惠一 田中 大士
出版者
人間文化研究機構国文学研究資料館
雑誌
国文研ニューズ = NIJL News (ISSN:18831931)
巻号頁・発行日
no.36, pp.1-16, 2014-08-01

●メッセージ「日本語の歴史的典籍の国際共同研究ネットワーク構築計画」始まる●研究ノート「八戸南部家の読本収集」余滴世界のアーカイブズをめぐって特定研究「中世古今集注釈書の総合的研究―「毘沙門堂本古今集注」を中心に―」●トピックス連続講座「くずし字で読む『源氏物語』」山鹿積徳堂文庫シーボルトに近づく楽しみ特別展示「中原中也と日本の詩」平成26年度 国文学研究資料館「古典の日」講演会刊行物の紹介第38回国際日本文学研究集会総合研究大学院大学日本文学研究専攻の近況
著者
渡部 泰明 西村 慎太郎 綿拔 豊昭 近本 謙介 後藤 博子 入口 敦志 神作 研一 劉 嘉瑢 黄 昱 加藤 聖文 齋藤 真麻理
出版者
人間文化研究機構国文学研究資料館
雑誌
国文研ニューズ = NIJL News (ISSN:18831931)
巻号頁・発行日
no.61, pp.1-16, 2022-06-20

●メッセージ創立50周年を迎えて●研究ノート【基幹研究】地方協創によるアーカイブズ保全・活用システム構築に関する研究国文学研究資料館所蔵木藤才蔵コレクションの基礎的研究について●エッセイ寺院調査と文学研究共同研究の場の豊かな学び●トピック100年へのエントランス―「法人第4期」の国文研スタート―国文学研究資料館創立50周年記念式典・講演会・展示大衆文化の今昔物語―日本古典籍セミナー北京2021―ないじぇる芸術共創ラボ アウトプットイベント4件2021年度のアーカイブズ・カレッジを顧みて総合研究大学院大学日本文学研究専攻の近況
著者
ロバート キャンベル 谷川 恵一 木越 俊介 湯上 良 小山 順子 神作 研一 斎藤 真麻理 太田 尚宏 青田 寿美 西村 慎太郎
出版者
人間文化研究機構国文学研究資料館
雑誌
国文研ニューズ = NIJL News (ISSN:18831931)
巻号頁・発行日
no.47, pp.1-16, 2017-05-08

●メッセージ新館長の挨拶●研究ノート兆民の推敲――『三酔人経綸問答』稿本――『新斎夜語』第八話と源氏注釈書統制と文書保護から「マレガ文書」の基層を探る●トピックス連続講座「くずし字で読む『百人一首』」2つの海外「日本古典籍ワークショップ2017」――ホノルル&バークレー――ハワイ大学マノア校と協定書を締結基幹研究成果論集『社会変容と民間アーカイブズ ――地域の持続へ向けて――』平成28年度日本古典籍講習会シンポジウム「松代藩真田家の歴史とアーカイブズII」平成29年度アーカイブズ・カレッジ(史料管理学研修会通算第63回)の開催「新日本古典籍総合データベース」の公開第3回日本語の歴史的典籍国際研究集会の開催「古典」オーロラハンター2総合研究大学院大学日本文学研究専攻の近況
著者
倉田 実 川平 敏文 入口 敦志 岡田 貴憲 高見 純 邱 春泉 木越 俊介 神作 研一 西村 慎太郎 恋田 知子
出版者
人間文化研究機構国文学研究資料館
雑誌
国文研ニューズ = NIJL News (ISSN:18831931)
巻号頁・発行日
no.55, pp.1-16, 2019-06-24

●メッセージ牛はどこに連れていかれたか――『枕草子』から――●エッセイ足で稼ぐということ――伊藤栄治資料をめぐって――●トピックス・ぷらっとこくぶんけん――多摩学術文化プラットフォーム――・企画展示「本のかたち 本のこころ」・展示室特設コーナーの利用について・ないじぇるリポート――AIR・川上弘美さんとのWSから――・バチカン図書館所蔵マレガ文書から広がる国際的協働と日本近世文書の国際的活用・絵巻の旅――日本古典籍セミナー――・2019ホノルル国際共同研究会と日本古典籍セミナーの開催・TEXT AND TEXTUALITY IN JAPANESE COURT POETRY――AAS 2019 デンバー 研究発表――・国文学研究資料館基幹研究「アーカイブスと地域持続に関する研究」・シンポジウム「松代藩・真田家の歴史とアーカイブズⅢ」・第16回日本古典籍講習会(平成30年度)・〈新収〉臼田甚五郎旧蔵資料の紹介・閲覧室だより・総合研究大学院大学日本文化研究専攻の近況●表紙絵資料紹介『小易(こやす)の本地』
著者
神作 研一
出版者
国文学研究資料館
雑誌
国文学研究資料館紀要 = National Institure of Japanese Literature (ISSN:18802230)
巻号頁・発行日
no.40, pp.5-27, 2014-03-14

本稿は、近世和歌史の全体像を、最新の研究動向を踏まえながら英文で簡潔に綴ったもの。歌壇史や和歌表現の研究を軸として、近年の和歌史研究の進展には目を瞠るものがあるが、中でも近世和歌の研究はこの四半世紀で飛躍的に進捗した。〈堂上から地下へ〉というパラダイムが確立し、研究者相互の共通理解となったことは、和歌史研究においてもまた近世文学研究においても非常に大きな意味がある。江戸時代にあって、和歌は漢学漢詩文と並んで終始〈雅〉の領域に属しており、公家にとっては必須の「道」、武家にとっては抜き差しならない「教養」、そして庶民にとっては上昇志向を満たし得る上々の「趣味」でもあった。江戸前期に堂上が領導していた和歌は、徐々に時代が下るにつれて地下歌人の活躍が目立つようになり、〈俗文学〉とも広く深く交渉するようになっていった。江戸中期には、〈地下から地方へ〉というパラダイムも確立する。本稿では、近世和歌史を前期(幕初から元禄まで)、中期(宝永から天明まで)、後期(寛政から慶応まで)の三期に分かち、それぞれ「堂上の時代」「堂上から地下への過渡期的時代」「国学派全盛の時代」と定義した上で、各時期の特質を可能な限り広い視野をもって概述、末尾には研究案内を兼ねて、近年を中心に主要な研究文献を掲出した。In this paper I will try to briefly sketch in English a whole picture of the history of waka in the Edo Period, together with the results of the latest study of it. Recently, Shinpen-kokka-taikan(新編国歌大観) has become available on-line and this has greatly advanced the study of expressions of waka as well as the study of kadan-shi(歌壇史,History of poetry salons). In particular, the study of waka in the Edo Period developed at a dramatic rate during the past quarter of the century. It is very significant for the study of waka-shi(和歌史,History of waka) and of Edo literature (近世文学) that this has created the new paradigm “from tosho (堂上,Emperor and Court noble) to jige (地下,The others)” , which has become a common ground of understanding among researchers.In the Edo Period, waka literature, like kangaku (漢学,Study of Chinese classics) and kanshi(漢詩 ,Chinese poetry), falls under ga(雅) and it was a necessary way for Court noble, an essential culture for samurai, and the very best hobby for common people that could satisfy their ambition to rise in the world. During the first term of the Edo Period (from the establishment of the shogunate to genroku,幕初~元禄/1603-1703) waka was popular among tosho(堂上). So it is very important to keep in mind the fact that as jige-kajin (地下歌人 Poets of jige) became active over time, it also interacted closely with zoku(俗). In the second term of the Edo Period (from hoei to tenmei,宝永~天明/ 1704-1788), it has created the new paradigm “from jige(地下) to chiho(地方)”.Here I take the position that Kinsei(近世) is equal to the Edo Period(江戸時代), and I will divide it into three terms for the sake of An Outline of the History of Waka in the Edo Perioddiscussion. I define the time from the establishment of the shogunate(幕初,1603) to genroku(元禄,1703) as the first term, the time from hoei (宝永,1704) to tenmei (天明,1788) as the second, and the time from kansei (寛政,1789) to keio (慶応,1867) as the third. We can say that the first term corresponds to the 17th century, the second to the 18th century, and the third to the 19th century. Or if we focus on what happened, we can also say that the first is the Period of tosho (堂上), the second the transitional Period from tosho(堂上) to jige (地下),and the third the Period of jige (地下), especially kokugakuha (国学派,The Japanese classics), respectively. I will try to briefly sketch out each term. At the end of the paper, I provide a list of recent major works on waka in the Edo Period, hoping that it will be helpful for those who are interested.
著者
河添 房江 山本 登朗 リーブズ クリストファー 福井 辰彦 神作 研一 藤島 綾 西村 慎太郎 斎藤 真麻理 宮間 純一 入口 敦志
出版者
人間文化研究機構国文学研究資料館
雑誌
国文研ニューズ = NIJL News (ISSN:18831931)
巻号頁・発行日
no.45, pp.1-16, 2016-10-14

●メッセージ人文学の危機と異分野融合研究●研究ノート鉄心斎文庫――伊勢物語コレクションの魅力『唐土訓蒙図彙』への誘い『和訓三体詩』読解の試み(付)特定研究「日本の近世における中国漢詩文の受容」公開研究会の開催報告●トピックス鉄心斎文庫感謝状贈呈式について国文学研究資料館公式Twitterがはじまりました第28回人文機構シンポジウム「妖怪空間――でそうな場所」パネル展示「アーカイブズ・レスキューの活動記録」のご案内2016年度 子ども霞が関見学デー第2回日本語の歴史的典籍国際研究集会 日本古典籍への挑戦~知の創造に向けて~第40回国際日本文学研究集会プログラム総合研究大学院大学の近況
著者
山下 則子 武井 協三 神作 研一 小林 健二 井田 太郎 浅野 秀剛 延広 真治 加藤 定彦 佐藤 恵里 原 道生 キャンベル ロバート 倉橋 正恵
出版者
国文学研究資料館
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2009-04-01

この研究は、日本の近世の文学・芸能・絵画に共通して見られる表現様式を明らかにすることを目的としている。研究成果は、2013年に開催された展示とシンポジウム、それらも含めた研究成果報告書『図説 江戸の「表現」 浮世絵・文学・芸能』(全349頁・2014年3月・八木書店)である。この本は、近世的表現様式を持つ作品の歴史的な背景や、学術的な位置づけなどを論じたものである。これらの解説や論文は、最新の研究を踏まえて、更に新しい発見を加えたものである。
著者
神作 研一
出版者
大学共同利用機関法人 人間文化研究機構 国文学研究資料館
雑誌
日本古典籍講習会テキスト
巻号頁・発行日
no.19, pp.1-6, 2021-07-06

本テキストは、「第19回日本古典籍講習会(2021年度)」(2021/7/6-8:国文学研究資料館、国立国会図書館共催)で使用された資料の一部です。