著者
米川 直樹 鶴原 清志 藤田 匡肖
出版者
三重大学
雑誌
三重大学教育学部研究紀要. 教育科学 (ISSN:0389925X)
巻号頁・発行日
vol.45, pp.69-86, 1994

青少年のスポーツ活動は、心身の健全な発育発達にとって必要不可欠なものとなるが、他方、その発育・発達の途上にある青少年のスポーツ活動の実態は、勝利志向重視による心身の問題も指摘されている。そこで、青少年の健全な育成の基礎的な段階の時期にあると考えられる若年層に焦点を当て、スポーツ活動が彼らの心理的側面に及ぼす影響について検討することにした。その結果、運動への積極的な参加は、児童達の運動に関わりのある能力についての自己への認知に望ましい影響を示していると考えられた。また、POMSから見た場合、運動量が多くなると元気さや活動力の程度が低く、TEGから見た場合、対象となった年齢層の全体的な傾向としては自己肯定・他者否定のものの見方や考え方をしていること、その中でも運動を頻繁に実施している児童は自我のエネルギーレベルが高いものであった。