著者
鹿島理華 佐藤彰洋 谷垣宏一 山足光義
雑誌
第76回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2014, no.1, pp.465-466, 2014-03-11

業務毎に独立したサブシステムを段階的に構築し大規模で複雑化した社内システムではデータも各システムに分散し個別に管理され有効活用されていない。データベース間でデータ連携まで行う製品適用はシステム規模によってはオーバスペックとなり既存システムへの影響も大きい。そこで、我々の持つスキーママッチング技術や辞書構築技術を適用し、メタデータを一元管理するデータ辞書とメタデータを使ったデータ品質・ガバナンス管理機能からなるデータ管理層を検討した。この検討結果を報告する。
著者
谷垣 宏一 徳本 修一 撫中 達司 匂坂 芳典
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告. 自然言語処理研究会報告
巻号頁・発行日
vol.2015, no.5, pp.1-8, 2015-01-12

語彙を限定しない語義曖昧性解消 (all-words WSD) のための新しい教師なし学習モデルを提案する.all-words WSD は,辞書知識を言語処理に活用する基礎技術として実用化が期待されるが,識別対象である語義は種類が膨大でかつ分布がドメインに強く依存する性質があり,ラベル付きコーパスの構築を前提とする教師あり学習では実用化を見込むことが難しい.提案法は,ラベルなしコーパスの語と膨大な語義の間に自然な対応を推定するため,2 つの制約をモデル化する: 1) 類似した文脈に出現する語群の語義は,互いの語義からの外挿に従う.2) 同じ語の各出現における語義は,単語タイプ毎の事前分布に従う.これらの相補的制約を単一の階層ベイズモデルに統合し,教師なし all-words WSD を実現する.SemEval データセットを用いた実験結果より提案法の有効性を示す.
著者
徳本 修一 谷垣 宏一 高橋 洋一 中島 毅
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
研究報告ソフトウェア工学(SE)
巻号頁・発行日
vol.2015, no.46, pp.1-6, 2015-03-05

ソフトウェア開発において,成果物での要件の実現を追跡すること (要求トレース) は,成果物の品質保証や改修作業の影響範囲を特定するために重要な活動である.しかし,その重要性に反して,実際のソフトウェア開発では既存作業の変更や作業時間増加が懸念され,定着が困難である.我々は,明示的なリンク作業を行わずに,開発内容の関連情報 (トレーサビリティリンク) を構築し,影響箇所を特定する方式の提案とトレーサビリティリンクの可視化を実現した.ここでは成果物に付けたタグの名称や位置情報からトレーサビリティリンクを構築し,2 種類のトレーサビリティマトリクスによる可視化を行う.本方式を実現するためにプロトタイプツールを作成し,ツール開発へ本方式を適用した.In software development, tracking of the implementation in artifacts of requirements (Requirements Trace) is an important activity in order to quality assurance and identify the impact range of modified artifacts. However, the contrary to the importance, it is difficult to fix the process by increase and existing work development scale. We propose a method for building traceability link without explicit linked, and realize suggestions visualization method to identify the impact. For acquisition of the trace information, built the trace information from the name and location information of the tags attached to the development artifacts and performs visualization of information by two types of Traceability Matrix. The prototype tool to realize this method, it is applied to this system to the tool development.