著者
越智 祐子 堀江 啓 立木 茂雄
出版者
一般社団法人 地域安全学会
雑誌
地域安全学会論文集 (ISSN:13452088)
巻号頁・発行日
vol.7, pp.79-86, 2005-11-11 (Released:2019-01-19)
参考文献数
22

Monument construction was proposed as a new index on community recovery from the Hanshin-Awaji earthquake disaster. Three facilitating and two suppressing factors of monument construction were identified by using GIS and multiple regression analysis method. Three facilitating factors were that there was earthquake caused death, evacuation shelters and urban redeveloped. Two suppressing factors were that there was urban redevelopment where was earthquake caused death and temporary housing. The clue of community recovery can be obtained by paying attention to whether monument was constructed or not.
著者
越智 祐子
出版者
名古屋学院大学総合研究所
雑誌
名古屋学院大学論集 社会科学篇 = THE NAGOYA GAKUIN DAIGAKU RONSHU; Journal of Nagoya Gakuin University; SOCIAL SCIENCES (ISSN:03850048)
巻号頁・発行日
vol.53, no.4, pp.245-253, 2017-03-31

2015年度,ぎふ多胎ネットは多胎妊娠・出産・育児の体験について,当事者やその家族から自由記述テキストを集めた。本稿では,当事者が実施した親和図法による分析から導出されたキーワードである「不安」と「大変」に着目したうえで,テキストデータを計量的に扱い,多胎育児者の妊娠・出産・育児体験についての考察を試みた結果,「不安」「大変」に加えて「上の子」への気遣いやケア資源の割り振りがキーワードとなっていたことを報告する。
著者
越智 祐子
出版者
同志社女子大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2010

本研究では、ふたご等の育児(多胎育児)者が感じる育児困難について、当事者と協働で多胎育児支援を啓発する映像表現をおこなう過程を通して考察した。妊娠・出産・育児の暗黙の基準は単胎のものであり、多胎育児者は自分の感情や経験という「目の前の現実」とは合わないことにとまどい、不全感を抱いていた。本研究の成果は、映像作品および同作品を用いた専門職向け研修プログラムとして、広く一般に提供される。