著者
金川 千尋 原田 亮介
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1276, pp.50-53, 2005-01-24

問 2005年3月期は上場企業の4社に1社が最高益を更新すると見込まれています。貯まったキャッシュをどう有効に活用するかが、これまで以上に重要な経営課題になりそうです。 景気の先行きを懸念する声もある中、信越化学工業は産業素材の塩化ビニール樹脂と半導体材料のシリコンウエハーで、それぞれ1000億円以上の大型投資を決めました。
著者
天野 正 小柳 俊一 奥野 義隆 金川 千尋
出版者
公益社団法人 化学工学会
雑誌
化学工学論文集 (ISSN:0386216X)
巻号頁・発行日
vol.36, no.1, pp.94-104, 2010-03-20
参考文献数
9

塩ビ樹脂(poly(vinyl chloride), PVC)製造における最重要の環境対策である,塩ビ樹脂スラリー中の未反応残留モノマーを除去・回収する脱モノマー塔について検討した.環境影響の更なる低減と生産性および塩ビ樹脂の品質(焼け異物の発生防止と樹脂着色性の抑制)の両立を目指して,シーブトレイを用いたカウンターフロー方式の脱モノマー塔を選択し,塔の安定動作条件,脱モノマー性能を評価した.この結果を基に実機のスケールアップを行い,塩ビ樹脂処理量で35 t/hという高効率の脱モノマー塔を設計,稼動させることができた.