著者
阪本 博志 Hiroshi SAKAMOTO
雑誌
宮崎公立大学人文学部紀要 = Bulletin of Miyazaki Municipal University Faculty of Humanities
巻号頁・発行日
vol.17, no.1, pp.263-282, 2010-03-05

「マスコミの帝王」と呼ばれた評論家・大宅壮一(1900-1970)は、1965年から亡くなる直前まで『週刊文春』誌上で対談を連載し、毎回各界の第一人者との対談をくりひろげた。今日では忘れ去られているといってよいこの対談について筆者の作成した記録を示し、『週刊公論』『改造』などにおける大宅による他の連載対談の記録との比較から、その重要性をうきぼりにする。そしてこの対談の変容をさぐったうえで、考察を加える。
著者
菊田 芳和 阪本 博
出版者
公益社団法人 日本分析化学会
雑誌
分析化学 (ISSN:05251931)
巻号頁・発行日
vol.39, no.1, pp.T1-T4, 1990-01-05 (Released:2009-06-19)
参考文献数
2
被引用文献数
1 1

酸化銅触媒中の金属銅,酸化銅(I),酸化銅(II)の分別定量法について検討した.XRD法を用いて,酸化銅(I)と酸化銅(II)との割合を求め,更に塩酸に対する可溶成分と不可溶成分とから金属銅と酸化銅との割合を求め,両者から3成分の割合を得た.これにより求めた値は,従来の湿式化学分析だけによる方法では得られなかった合理的な値を示した.
著者
阪本 博志
出版者
宮崎公立大学
雑誌
宮崎公立大学人文学部紀要 (ISSN:13403613)
巻号頁・発行日
vol.17, no.1, pp.263-282, 2010-03-05

「マスコミの帝王」と呼ばれた評論家・大宅壮一(1900-1970)は、1965年から亡くなる直前まで『週刊文春』誌上で対談を連載し、毎回各界の第一人者との対談をくりひろげた。今日では忘れ去られているといってよいこの対談について筆者の作成した記録を示し、『週刊公論』『改造』などにおける大宅による他の連載対談の記録との比較から、その重要性をうきぼりにする。そしてこの対談の変容をさぐったうえで、考察を加える。
著者
阪本 博志
出版者
宮崎公立大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2008

大宅没後に編まれた「大宅壮一全集」には未収録の著作も多いため、前年度より継続して進めている、大宅の著作の全体像を明らかにする作業を、主に戦後期の雑誌を中心に行った。その過程では当時の担当編集者へのインタビュー調査を遂行した。そしてこれらで得られた知見の一部をまとめた論考を発表したほか、占領期の大宅について口頭発表を行った。また出版メディア史の変遷やマクロな社会の変動と個人のライフヒストリーとのかかわりについて考察した論考を発表した。これについても引き続き文献資料調査・インタビュー調査に取り組んだ。これらのほか研究で得た知見を広く社会に伝えるべく、新聞への寄稿を行うとともに(「毎日新聞」2009年4月5日朝刊9面、「宮崎日日新聞」2009年6月7日朝刊2面・10月4日朝刊2面・2010年2月7日朝刊2面、「公明新聞」2009年7月12日4面、「週刊読書人」2009年11月20日号31面・2010年4月9日号6面)、世界思想社の「世界思想」37号に寄稿した(2010年4月発行)。またインタビュー取材に応じた(「朝日新聞」2010年2月3日朝刊宮崎面、「宮崎日日新聞」2010年3月5日朝刊15面)。なお前年度上梓した著書により、今年度第30回日本出版学会賞奨励賞、第18回橋本峰雄賞を受賞した。