- 著者
-
頼高 朝子
- 出版者
- 一般社団法人 日本内科学会
- 雑誌
- 日本内科学会雑誌 (ISSN:00215384)
- 巻号頁・発行日
- vol.103, no.8, pp.1854-1860, 2014-08-10 (Released:2015-08-10)
- 参考文献数
- 10
Parkinson病は運動症状発症前より睡眠障害,うつ,嗅覚障害,痛み,便秘等の自律神経障害が伴っていることが多くのコホート研究から判明し,早期診断の助けになっている.一方で非専門医への受診につながり,より診断が遅れやすい.便秘は約18年前から,REM睡眠行動異常症は約10年前から,嗅覚障害は2~7年前から,過眠は数年前から3大運動症状である振戦,歯車様固縮,無動に先行する.