著者
佐伯 拓 谷口 誠治 中村 和広 飯田 幸雄
出版者
一般社団法人 電気学会
雑誌
電気学会論文誌A(基礎・材料・共通部門誌) (ISSN:03854205)
巻号頁・発行日
vol.135, no.10, pp.559-564, 2015-10-01 (Released:2015-10-01)
参考文献数
19

An energy cycle using solar power and metals has been proposed. High repetitive laser pulses are generated by a solar-pumped laser or a laser generated using solar power, and the laser pulses are irradiated to metal oxides in liquid. We can obtain reduced metal nanoparticles with this method, and solar power is effectively stored as chemical energy. We fabricated Li air fuel cells using sintered Iron or Aluminum nanopaste plates as negative electrodes. Electricity was successfully produced from these cells. The observed maximum output voltage of the Al paste Li air cell was 2.9 V when they were connected to a low load. The Fe or Al paste Li air cells are expected to become common power supplies with high-energy density and high output power.
著者
高田 政明 飯田 幸雄
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. MW, マイクロ波 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.103, no.287, pp.35-41, 2003-09-03

FDTD法における表面インピーダンス境界条件を用いた実用的な導体境界処理法を2つ提案している.一方は回路理論に基づく定式化,もう一方は畳み込み積分に基づく定式化を行うものである.これらの方法の共通点は,導体の表面インピーダンスを集中定数回路の入力インピーダンスで近似することである。この近似方法は,広帯域にわたって近似精度を高く維持でき,解析の対象として考えている周波数帯域内の導体表面インピーダンスを容易に高精度近似できることが示されている.また,導体の周波数分散性を考慮しなければならない問題にこれらの処理法を適用しFDTD解析を行った.そして,近似誤差がFDTD解析結果へもたらす影響は広帯域にわたってほとんど無いことを確認した.
著者
飯田 幸雄 高田 政明
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. MW, マイクロ波 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.106, no.231, pp.145-150, 2006-08-29

FDTD法において,損失のある金属を含む問題を解析する場合に,導体損失のモデル化法は大切である.ここでは,表皮抵抗法,表面インピーダンス境界条件,等価回路を用いた広帯域導体境界処理法について述べると共に,計算の安定性について議論している.損失のある導体境界の処理法を詳しく述べている.ステップ数の多い計算に対しても安定で実用的な方法を2つ示している.
著者
高田 政明 飯田 幸雄
出版者
The Institute of Electronics, Information and Communication Engineers
雑誌
電子情報通信学会論文誌 C (ISSN:13452827)
巻号頁・発行日
vol.J86-C, no.12, pp.1342-1349, 2003-12-01

FDTD法において表面インピーダンス境界条件を用いた実用的な導体境界処理法を提案している.本方法では,導体の表面インピーダンスを集中定数回路の入力インピーダンスで近似する.その近似は広帯域において高精度であることが示されており,本方法の有効性を数値的に確認している.