著者
佛坂 正幸 上通 一師 久保 紳一郎 濱中 秀昭 自見 政一郎 日高 秀樹 江藤 忠明 千々岩 一男
出版者
日本大腸肛門病学会
雑誌
日本大腸肛門病学会雑誌 (ISSN:00471801)
巻号頁・発行日
vol.60, no.3, pp.173-177, 2007 (Released:2008-10-31)
参考文献数
11
被引用文献数
1 1

症例は21歳, 男性. ビルの3階より転落し, 踵より着地後にしりもちをついて転倒した. 仙骨レントゲンでは第2および第3仙骨が骨折し, 第3仙骨以下は前方に転位していた. また右仙骨孔に沿って縦骨折がみられた. 入院時には肛門周囲の皮膚感覚低下, 便の貯留感覚低下, 便・ガス失禁があった. 受傷後6, 14日目の直腸肛門内圧検査では, 随意収縮圧は認めなかった. 受傷後32日目にS2-4の全周性神経除圧術を施行, 受傷後49日目には随意収縮圧は4.9mmHgと若干の改善がみられた. 受傷後83日目には随意収縮圧は28.6mmHgと上昇, 固形便の失禁はなくなった. 受傷後200日目には随意収縮圧は53.8mmHgと改善し, ガス失禁もみられなくなった. 直腸肛門内圧測定で症状の改善に先行して肛門管随意収縮圧の改善をとらえることができ, 以後, 症状の改善を客観的に評価することができた.
著者
藤田 耕一郎 白川 一彦 高橋 直 劉 翊 岡 徹 山下 雅治 作野 圭一 川村 博史 長谷川 正智 高 秀樹 籠島 謙知 貴島 洋史 佐藤 浩哉
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. ED, 電子デバイス (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.103, no.560, pp.15-20, 2004-01-14

InGaP/GaAs HBT 2段構成による5GHz帯Wireless-LAN用パワーアンプを開発した。セルフアライン技術とベースメササイドエツチングによりHBTの高利得化を実現した。また、微細ビアホール作製プロセスを開発した。HBTの各フィンガー間に微細ピアホールを配置することによって、マルチフィンガーHBTの利得の向上を実現した。さらに、新規可変負帰還回路の開発により、線形性も改善した。これらの技術をとりいれたパブーアンプMMICを試作し、54 Mbps伝送時に、Pout=19.7dBm、Gain=22dB、PAE=22.5%、EVM=5.0%と良好な性能を得た。