著者
高岡 詠子
出版者
情報処理学会
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.64, no.5, pp.239-243, 2023-04-15

本会では8年間にわたり,教員免許状更新講習を開設してきた.その経験を活かし,2022年7月〜8月に4日間のオンライン研修(一部対面を含む)を行い,その内容を収録・編集しコンテンツ化を行った(コンテンツ化は文部科学省教員講習開設事業費等補助金事業).10月中旬から2023年1月まで,コンテンツ化した映像をオンデマンド配信した(研修からオンデマンド配信まで文部科学省の後援をいただいた).研修内容としては,学習指導要領に沿った内容とすることに加え,特に補助金事業タイトルにある「教員免許状を保有するものの教職には就いていない者または外部人材が教職に入職する際に活用できる」ことを重視した.夏のオンライン申込者が524名,オンデマンドのみの申込者数は119名,デジタルバッジ申請者は延べ6,612名であった.
著者
月出 絵里香 高岡 詠子
雑誌
研究報告自然言語処理(NL) (ISSN:21888779)
巻号頁・発行日
vol.2017-NL-234, no.21, pp.1-5, 2017-12-13

2020 年に予期される訪日外国人の増加に向けて,本研究室では医療現場で使用する多言語対応情報提供システムの開発に取り組んでおり,より幅広い状況に対応できるようにしたいと考えている.そのために,医療用コーパスを作成し,他のコーパスと共に評価し,比較,改善に努めている.本研究では,統計的機械翻訳において,日本語,英語,中国語の複数のコーパスの自動評価を行った.最初の実験では,一般的な英日機械翻訳モデルを用いて,医療用コーパスの評価を行った.次の実験では,基本的な日本語,英語,中国語のコーパスで作成した機械翻訳モデルを用いて,複数のコーパスの評価を行った.また,語順の制限の有無を加味し,評価を行った.最後に,後編集を行い,機械翻訳の改善を図った.発表時には,本研究室で作成した医療用コーパスの評価値も紹介できると思われる.
著者
高岡 詠子 杉浦 学 小宮 仁志
雑誌
研究報告コンピュータと教育(CE)
巻号頁・発行日
vol.2014-CE-125, no.9, pp.1-14, 2014-05-31

本研究ではタッチタイピングのできるタイピング中級者に焦点を当てて実験を行い,タッチタイピング初心者の打鍵特性と比較や分析を行った.その結果,中級者も初心者も同じような文字を得意とし,同じような文字を苦手としている,中級者は初心者に比べ誤打鍵のミスの割合が減り,入れ替えや挿入のミスの割合が増える,中級者は左右の交互打鍵が速く,初心者は一つの指による連続打鍵のほうが左右の交互打鍵より速い,中級者は左手より右手による打鍵のほうが打鍵間隔が短い,多く打鍵すれば速く打鍵できるようになるが,正解率が高くなるとは限らない,正解率をあげるためにはある程度の速度を保ったまま多く打鍵する必要があるなどの結果が導かれた.これをもとに,有効なタッチタイピング学習方法や問題文を検討することが可能となる.
著者
高岡 詠子
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.61, no.8, pp.852-857, 2020-07-15

第82回全国大会は2020年3月5日〜7日,金沢工業大学で開催予定であったが,新型コロナウイルス感染症への対策として,現地開催が中止となった.2020年3月7日,第82回全国大会のイベント企画で行われるはずであった「中高生情報学研究コンテストポスターセッション」の当日の様子をレポートすることになっていたが,現地開催が中止となり,急遽オンライン審査に切り替えた「中高生情報学研究コンテストポスターセッション」について,経緯や状況を交えて報告する.
著者
高岡 詠子 田村 啓 杉浦 学
雑誌
研究報告コンピュータと教育(CE)
巻号頁・発行日
vol.2013-CE-120, no.9, pp.1-8, 2013-06-29

本研究ではタッチタイピングのできないタイピストに焦点を当てて実験を行うことで、初心者の苦手な文字の傾向などを分析した.その結果、文字ごとの正解率と打鍵速度には相関があること、打鍵速度に関わらずミスの種類は誤打鍵が最も多いこと、左下のキーが打ちづらく、ホームポジション左のキーが打ちやすい、右手の打鍵については文字位置によってばらつきがあること、打鍵頻度が大きい文字は打鍵速度が速い傾向が見られるが、文字の打鍵頻度が少ない文字が必ずしも文字打鍵速度が遅いわけではなく、同じ打鍵頻度が少ない文字でも文字位置によって速度が大きく異なるなどの結果が導かれた。これをもとに、タイピング教育ソフトにおける問題文の適切さなどを評価したり、有効なタッチタイピング教育法の検討などを行うことが可能となる。
著者
高岡 詠子
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.61, no.1, pp.80-84, 2019-12-15

100回を迎えた「ぺた語義」の記念として,ペた語義を立ち上げたメンバの一人である筆者が,ぺた語義を始めた経緯,情報教育関連の当時~現在に至るまでの状況の変化等について語る.中学生・高校生の情報科の探究活動を推進することや高等学校情報科と情報入試の流れについて詳細を述べる
著者
五十嵐 悠紀 高岡 詠子
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理 (ISSN:04478053)
巻号頁・発行日
vol.56, no.1, pp.108-109, 2014-12-15
著者
五十嵐 悠紀 高岡 詠子
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.56, no.01, pp.108-109, 2014-12-15
著者
高岡 詠子
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.54, no.2, pp.162-165, 2013-01-15

アイルランド国立大学ゴールウェイ校で行われたComputing Summer Schoolを見学してきたのでその報告を行う.今年で3年目というこのプログラム,Discipline of Information Technologyのスタッフにより運営されている.1回のコースには12歳から16歳の生徒が40名参加し,2名の教員と5名のTA(メンタ)が常駐する.スクラッチ,レゴ,モデリング,Flashなどのプログラミングを経験し,最終日はそれぞれのテーマから好きなものを選んで作品作り&発表を行っていた.