著者
高木 雄也 高見 佳生 篠原 正典 松田 正信 藤山 寛
出版者
電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
雑誌
電気関係学会九州支部連合大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2012, pp.501, 2012

炭素で構成されるアモルファス状の膜は,化学的・機械的に安定であり,低温で成膜可能であり,さらにこの膜の表面を修飾することにより,新たな性質を付加できることから,ますますその用途は拡大している。現在では,これまで以上に,原子レベルで制御して,成膜および表面処理を行う必要が生じている。これまでメタン(CH4)を原料として用いた場合の成膜過程や表面反応過程を調べてきた。今回,エチレン(C2H4)を原料として用いた場合,成膜速度の飛躍的な上昇や膜質の変化を確認することが出来た。また,成膜過程および膜表面での反応過程について,多重内部反射赤外吸収分光法を用いて詳細にしらべたので,報告する。
著者
高木 雄也 高見 佳生 篠原 正典 松田 良信 藤山 寛
出版者
公益社団法人 日本表面科学会
雑誌
表面科学学術講演会要旨集
巻号頁・発行日
vol.32, 2012

炭化水素プラズマで生成されCH<sub>3</sub>など低分子量の化学種だけでなく、高分子量の化学種も重要となると考えられる。そこで、プラズマ中で生成される高次の化学種を制御することで,これまで以上に機能を持つ膜が形成できることが期待できる。高分子を原料としたプラズマ成膜の基礎的な知見を得るため,多重内部反射赤外吸収分光法を用いてエチレンによる成長過程を調べたので報告する。