著者
高橋 昇太 阿原 一志
雑誌
ゲームプログラミングワークショップ2021論文集
巻号頁・発行日
vol.2021, pp.46-48, 2021-11-06

トレーディングカードゲーム (TCG) には,手札枚数や個々のカードの攻撃力など様々なパラメータが存在する.一般にこれらの値は勝敗に大きく関わるとされているが,科学的実証はほとんど報告されていない.そこで本研究では,パラメータ変更による勝率の変化についてサンプリング手法を用いた調査を試みた.本論文では特に,初期手札の枚数差を意図的に生じさせ,どのように勝率が変化するかをこの手法を用いて調査した.その結果,初期手札枚数が多いプレイヤーは勝率が高くなる傾向を数値化できることが分かった.
著者
森 繁人 斎藤 等 木村 有一 高橋 昇 山田 武千代
出版者
耳鼻咽喉科展望会
雑誌
耳鼻咽喉科展望 (ISSN:03869687)
巻号頁・発行日
vol.38, no.Supplement3, pp.220-227, 1995-08-15 (Released:2011-08-10)
参考文献数
27

エリスロマイシンをはじめとするマクロライド系抗生剤が慢性副鼻腔炎に対して有効であることが報告されており, 抗菌作用以外の作用が示唆されているが, なお不明な点が多く残されている。今回われわれは, マクロライド系抗生剤の有効機序の一端を明らかにする目的で, 14員環のエリスロマイシン (EM), ロキシスロマイシン (RXM) および16員環のアセチルスピラマイシン (SPM) を, 培養鼻副鼻腔粘膜に作用させ, 繊毛運動に与える影響を電気光学的に検討した。その結果EMでは内服の際の組織移行濃度である0.002%(2.0×101mg/L) 以上で充進を認めた。0.05%(5.0×102mg/L) 以上の高濃度になると, はじめ亢進し, やがて障害されるという二面性を呈した。RXMでも組織移行濃度の0.0005%(5.0mg/L) 以上で作用直後から充進が認められ, EMよりも長時間賦活状態が持続する傾向を認めたが, 0.005%(5.0×101mg/L) になると充進傾向は減弱した。SPMではほとんど充進作用を認めなかった。以上の結果から, マクロライド系抗生剤の慢性副鼻腔炎に対する作用機序の一つとして, 繊毛運動賦活作用が想定された。また14員環マクロライドは16員環マクロライドよりも, RXMはEMよりも優れた繊毛運動活性化作用を有していると考えられた。
著者
大原 佳孝 池田 耕二 古家 真優 高橋 昇嗣 池田 秀一
出版者
理学療法科学学会
雑誌
理学療法科学 (ISSN:13411667)
巻号頁・発行日
vol.33, no.4, pp.725-729, 2018 (Released:2018-08-21)
参考文献数
16

〔目的〕高齢血液透析患者2症例の腎臓リハビリテーションから理学療法士の役割を明らかにすること.〔対象と方法〕高齢血液透析患者(76歳女性と74歳男性)2症例とし,症例研究法を用いた.〔結果〕運動療法による身体機能の改善,行動変容に対する支援,身体活動量の管理,生活の再構築に向けたソーシャルワーク的実践という理学療法士の4つの役割が示唆された.〔結語〕腎臓リハビリテーションにおける高齢血液透析患者に対する理学療法士の4つの役割が示唆された.
著者
高橋 昇 大場 未希
出版者
九州女子大学・九州女子短期大学
雑誌
九州女子大学紀要. 人文・社会科学編 (ISSN:09162151)
巻号頁・発行日
vol.45, no.1, pp.15-33, 2008

In Kyogoku Natsuhiko's writing, there is a mystery that is commonly called "Kyogokudo series". It is a work with a peculiar outlook on the world not to be captured to the frame of a general mystery. We considered the factor that the Kyogokudo series cannot help being used to attract a person from various angles. Heroes' characters, the intimacies by continuance and the change, making to the pattern, tempos, the diversity of the development of the story, and an effect, various mysteries, and beginning the aspect are sprinkled in the Kyogokudo series. The charm of the Kyogokudo series was formed by these five elements and was able to make clear that it attracted a reader and cannot help attaching it.