著者
鳥住 和民 間畠 宏文 安井 昌之 上好 昭孝 清水 映二 岡本 幸春 津田 忠昭 大田 喜一郎
出版者
Japan Radioisotope Association
雑誌
RADIOISOTOPES (ISSN:00338303)
巻号頁・発行日
vol.37, no.4, pp.203-208, 1988

脳神経あるいは脳血管障害による痴呆症では経口摂取の不規則さから低Mg血症になり易い。これらの症例では, 血中PTHの分泌は血中のMg上昇に伴って亢進し, しかもそのうちの低Mg群は正常群に比べ低値となる傾向であった。また, 血中Caが正常での低Mg血症は2次性副甲状腺機能低下症の状態であることが示された。
著者
瀧本 幹之 桜井 武雄 長束 皓司 太田 久雄 田上 豊 得津 修一 横井 秀樹 坂中 孝三 岡田 浪速 藤野 保定 三島 隆生 鳥住 和民
出版者
日本肺癌学会
雑誌
肺癌 (ISSN:03869628)
巻号頁・発行日
vol.17, no.4, pp.253-266, 1977-12-25

286例の肺シンチグラムを検討した結果次の結論を得た.原発性肺癌の90%に陽性像を得た.陽性率は組織型,レントゲン上の病型に左右されず,主に腫瘍の大きさに左右される、2cm以上の肺癌が診断可能である.転移巣の診断も可能であつ,胸水,無気肺も妨げとはならない.^60Co照射は陽性卒を低下させた.炎症性疾患の15%に陽性像を得た.しかし肺結核腫の22例は陰性であった.乳癌の肺転移は陰性,子宮癌,甲状腺癌の肺転移は陽性となる傾向にあった.