著者
鳥谷部 輝彦 何 子珺
出版者
東京藝術大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2014-04-01

本研究では、江戸時代の日本で編集された七絃琴の楽譜『東皐琴譜』の最初期の完成稿を中国の七絃琴の歴史に対して位置付けた。その研究過程で、日本所蔵で中国逸失の明代七絃琴文献の中から一点の孤本と二点の善本を選び、その歴史的価値と資料的価値についても整理した。また、日本の七絃琴の歴史にとって重要な廃絶曲を特に二曲選び、中国人七絃琴奏者によって復元的に解釈して仮録音した。