著者
菊川 清見 佐藤 史子 鶴尾 隆 井村 伸正 浮田 忠之進
出版者
The Pharmaceutical Society of Japan
雑誌
Chemical and Pharmaceutical Bulletin (ISSN:00092363)
巻号頁・発行日
vol.16, no.6, pp.1110-1115, 1968-06-25 (Released:2008-03-31)
被引用文献数
13 23

2'-O-Benzyl-4-methylthiouridine (III) and 2'-O-benzylcytidine (VI) were obtained by respective treatment of 4-methylthiouridine (II) and cytidine (V) with benzyl bromide in the presence of sodium hydride. By this reaction, highly specific benzylation of 2'-hydroxyl group of the ribonucleosides was achieved. The both compounds (III) and (VI) could easily be converted to 2'-O-benzyluridine (IV) which is an important intermediate in the synthesis of oligonucleotide.
著者
井村 伸正 鶴尾 隆 浮田 忠之進
出版者
The Pharmaceutical Society of Japan
雑誌
Chemical and Pharmaceutical Bulletin (ISSN:00092363)
巻号頁・発行日
vol.16, no.6, pp.1105-1109, 1968-06-25 (Released:2008-03-31)
被引用文献数
9 18

Uridine was benzylated with benzyl bromide in the presence of sodium hydride in dimethyl sulfoxide or dimethylformamide to give two products. The one was a dibenzyl uridine (I), yield 33%, and the other N3-benzyluridine (II), yield 30.5%. The product (I) was converted to the product (II) by catalytic hydrogenation and was identified with N3, 2'-O-dibenzyluridine which was synthesized by detritylation of N3, 2'-O-dibenzyl-3', 5'-di-O-trityluridine (IV) derived by the similar benzylation of the known 3', 5'-di-O-trityluridine (III).
著者
鶴尾 隆
出版者
東京大学
巻号頁・発行日
1972

博士論文
著者
鶴尾 隆 笹月 健彦 高井 義美 中村 祐輔 田島 和雄 谷口 維紹
出版者
東京大学
雑誌
特定領域研究
巻号頁・発行日
1999

総括班:研究期間内の毎年2回のがん特定領域6領域合同での研究代表者会議、夏、冬のシンポジウムを行った。また、がん、ゲノム、脳のミレニアム3領域合同でのシンポジウム、トランスレーショナルリサーチワークショップ、がん特定国際シンポジウムを開催した。総括班会議を開催し各領域の研究調整及び推進を行った。平成17年度には、「特定領域研究がん」の主要な成果を、次代を担う学生、若い研究者などを対象とした「がん研究のいま」シリーズとして、「発がんの分子機構と防御」「がん細胞の生物学」「がんの診断と治療」「がんの疫学」の4冊にまとめた本を刊行した。研究資材委員会:総分与数9300に達する腫瘍細胞株の供給を行ってきた。DNAバンクを設立し発足させる準備が進んでいる。スクリーニング委員会:9種の異なるスクリーニング系からなる抗がん活性評価系によって、これまでに約1500個の化合物を評価した結果、様々な特徴を持つ新規抗がん剤候補物質を見出した。研究交流委員会:290件の派遣を行い、日独、日仏、日韓、日中のワークショップを開催した。若手支援委員会:若手研究者ワークショップを開催し、延べ542名の参加者を得、18件の共同研究を採択した。がんゲノム委員会:臨床がん検体988症例、ヌードマウス移植腫瘍85検体(9臓器由来)、がん細胞株39株について遺伝子の発現情報解析を終了し、データベース化を行っている。腫瘍バンクについては、合計8000症例近い腫瘍組織とDNAが収集されて、平成14年度より研究者に配付している。動物委員会:末分化リンパ球NKT細胞の核を用いてのクローンマウスの作製に成功した。また、新しい遺伝子トラップベクターを開発した。分子標的治療委員会:耐性克服の研究を進めるとともに、イマチニブ、ゲフィチニブについては、その臨床効果と遺伝子発現パターンについての研究が進展し、臨床効果予測に有効な遺伝子群の同定に成功した。