著者
冨手 要 藤木 真和 麻生 隆
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. PRMU, パターン認識・メディア理解 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.107, no.427, pp.75-80, 2008-01-10
参考文献数
6

本稿では,複合現実感において現実の影と光学的な整合性を保って仮想の影を描画する手法を示す.現実物体からの影が投射されている領域は仮想物体からの影の影響を受けないとして,我々の手法では,現実空間を撮影した画像に含まれる現実の影の領域を避けて,仮想光源ごとに現実もしくは仮想物体に起因する影を実画像に加える.本稿では,提案手法の理論的背景について述べた後,レンダリング技法としてレイトレーシングを用いた実装方法を説明する.さらに,検証実験により光学的に矛盾のない影画像を生成できることを確認したので,実験の内容と結果を示す.
著者
河野 英昭 末竹 規哲 車 炳キ 麻生 隆史
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. D, 情報・システム (ISSN:18804535)
巻号頁・発行日
vol.91, no.8, pp.1983-1985, 2008-08-01

本論文では,補間法による拡大画像の失われた高周波成分を推定し,それを用いて高精細に画像を拡大する手法を提案する.推定は,自己分解コードブックと,マハラノビス距離に基づく照合により行う.提案法を種々の画像へ適用し,その有効性を示した.