著者
松葉 修一 梶 亮太 梅本 貴之 清水 博之 横上 晴郁 黒木 慎 池ヶ谷 智仁 保田 浩 芦田 かなえ 幸谷 かおり
出版者
北海道農事試驗場北農會
巻号頁・発行日
vol.84, no.2, pp.159-163, 2017 (Released:2017-09-04)

北海道向け低アミロース米品種「ゆきむつみ」を育成した。「ゆきむつみ」は,「おぼろづき」や「ゆめぴりか」が持っている低アミロース遺伝子Wx1-1と「ゆきさやか」が持っている低アミロース遺伝子qAC9.3の両方を備えており,白米のアミロース含有率は約10%を示す。その炊飯米は,粘りが強く良食味であると同時に,玄米ご飯やいかめし,冷凍寿司などへの加工用途に適し,新たな米の消費拡大が期待される。