著者
Hanley Sharon 櫻木 範明 伊藤 善也 玉腰 暁子 大島 寿美子 山本 憲志 岸 玲子
出版者
北海道大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2013-04-01 (Released:2013-05-21)

幼児期に身につけた生活習慣は成人期に持ち越され、その内容によってはがんのリスクを高める行動に繋がる。本研究の目的は、学童の健康教育の歴史が長い英国・豪州のがん教育を参考に、小中学生向けの教材を開発する。両国では、効果的な教材の開発の為に保健医療省と教育省が連携している。英国では小児期の肥満が問題となり、保育園から食生活と運動習慣が健康教育に含まれている。気候のよい豪州では、屋外での活動は一般的であるが、皮膚がんのリスクが増加する為、紫外線への曝露を避けるように学校単位で指導される。どちらの国でも、学校単位でのHPV教育が効果的に行われている。現在、英国の教材を日本で使えるよう翻訳を進めている。
著者
Hanley Sharon
巻号頁・発行日
2014-04-01 (Released:2014-04-04)

本研究では、20歳代の女性を対象に「自己採取HPV検査」の有効性に関するエビデンスを確立し、低迷している子宮頸がん検診の受診率を向上させることを目的とした、諸外国ですでに検診プログラムに導入されている、有効な手段として「自己採取HPV検査」を提案するものである。ひいては若年層女性の為の新たな子宮頸がん検診システムを構築して、子宮頸がん撲滅への道筋を明確にすることを目的とするものである。今年度(H27)は、20歳代女性の自己採取ブラシの受入れ及び、利用性を検討した。Feasibility studyでは、Evalynブラシは自信が自宅で簡単に採取できるように開発されており、痛みや恥ずかしさも限りなく最小限におさえられ、サイズも長さも適切であることが明らかになっている。一方で、本研究の対象である20歳代の女性たちからは「いかにも医療器具っぽい」「注射器みたい」「台所用品みたい」などといった感想が寄せられた。その貴重な意見結果から、今よりもさらに小さい器具が適切であると結論づけた。