著者
濱 真一郎 Shinichiro Hama
出版者
同志社法學會
雑誌
同志社法学 = The Doshisha law review (ISSN:03877612)
巻号頁・発行日
vol.68, no.8, pp.3319-3339, 2017-03

本稿の目的は、アイザィア・バーリンの自由論についての理解を深めるために、彼の著作に依拠して、ロシアにおけるドイツ・ロマン主義の影響を整理した上で、ロシアの政治的作家であるアレクサンドル・ゲルツェンの個人の自由の捉え方について検討することである。論説(Article)
著者
濱 真一郎 Shinichiro Hama
出版者
同志社法學會
雑誌
同志社法学 (ISSN:03877612)
巻号頁・発行日
vol.68, no.6, pp.2037-2060, 2017-01

本稿の目的は、英国の思想史家アイザィア・バーリンが、自由と決定論についてどのような見解を提示しているのかを確認することである。具体的には、ヘーゲル、マルクス、ゲルツェン、およびトルストイにかんするバーリンの思想史研究が、彼のオーギュスト・コント記念講義「歴史の必然性」(この講義が行われたのは1953年)と密接な関連を有することを明らかにしたい。論説(Article)
著者
濱 真一郎 Shinichiro Hama
出版者
同志社法學會
雑誌
同志社法學 = The Doshisha Hogaku (The Doshisha law review) (ISSN:03877612)
巻号頁・発行日
vol.69, no.8, pp.3443-3462, 2018-03-31

本稿の目的は、法理論は一般的であるというH. L. A. ハートの見解を念頭に置きつつ、法理論は普遍的であるというジョセフ・ラズの議論について検討することである。