著者
Yuki Konagaya 小長谷 有紀
出版者
国立民族学博物館
雑誌
国立民族学博物館研究報告 = Bulletin of the National Museum of Ethnology (ISSN:0385180X)
巻号頁・発行日
vol.45, no.3, pp.517-567, 2021-01-28

本稿は,19 世紀末から 20 世紀初頭にかけてモンゴルを訪問したさまざまな調査隊が撮影した写真について,研究上の重要な資料として利用されるように概要を紹介するものである。一次資料となる写真は各国のアーカイブなどで保管されているため,国別に扱う。具体的には,ロシア地理学協会などの地理学協会や,北欧諸国の博物館など,調査隊の派遣元や資料の所在地ごとに写真コレクションを紹介する。こうした総合的な紹介は,とりわけコレクションの横断的な比較分析研究に寄与するであろう。

言及状況

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小長谷有紀 2021. モンゴルで撮影された写真の歴史(1880-1930): 学術調査隊による写真コレクションを中心に.国立民族学博物館研究報告 45: 517-567. ロシア地理学協会を筆頭に,写真術発明期にヨーロッパ各国がモンゴル地方に学術調査に入り,さまざまな写真を残した。 https://t.co/mvNfe5oght
@tsue_orihan 下記の論文に情報が載っているので詳しくはそちらをご覧頂きたいのですが、北京駐在のイギリス軍人ビンステッドが 1912~13 年にモンゴルへ北上した旅の写真だそうです 小長谷有紀「モンゴルで撮影された写真の歴史(1880-1930): 学術調査隊による写真コレクションを中心に」 https://t.co/pJstPI8fVX

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