著者
久保 拓弥
出版者
社団法人 農山漁村文化協会
雑誌
生物科学 (ISSN:00452033)
巻号頁・発行日
vol.54, no.3, pp.188, 2003-03

樹木の個体・個体群・群集の問題を取りあつかう生態学のデータ解析ではさまざまな統計学的手法が駆使される.同時にこれらの手法についてよく理解されぬまま間違って用いられている事例も散見する.ここではよく普及しているごく簡単な誤用二例を紹介する.対数変換してから直線回帰することで生じる問題,そして「割り算指標」とその分母の間で「負の相関を創作」してしまう失敗である.どちらも観測データの「確率分布を見ない」解析方針に原因がある.統計学的なデータ解析では背後にある確率論的モデルを考え,それらに合致した統計学的手法を採用しなければならない.

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#統計 https://t.co/eGVm5z95pd 樹木・森林生態学「よく出る」誤用統計学の基本わざ 久保拓弥 2003 より 【• 「チャート式」統計学: 「○○なら→××せよ」などなどといったあまり正しくもない「統計学の公式」をよくわからぬまま丸暗記して使っている.】 https://t.co/2uc9jOUm1a
久保拓弥(2003)「樹木・森林生態学『よく出る』誤用統計学の基本わざ」『生物科学』54(3) http://t.co/pT2lhM2f14 (PDF)
[stats] 「ゆーい差」決戦主義...w /「樹木・森林生態学「よく出る」誤用統計学の基本わざ」 http://t.co/wVmC9iWZ2y

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