著者
久保 拓弥
出版者
社団法人 農山漁村文化協会
雑誌
生物科学 (ISSN:00452033)
巻号頁・発行日
vol.54, no.3, pp.188, 2003-03

樹木の個体・個体群・群集の問題を取りあつかう生態学のデータ解析ではさまざまな統計学的手法が駆使される.同時にこれらの手法についてよく理解されぬまま間違って用いられている事例も散見する.ここではよく普及しているごく簡単な誤用二例を紹介する.対数変換してから直線回帰することで生じる問題,そして「割り算指標」とその分母の間で「負の相関を創作」してしまう失敗である.どちらも観測データの「確率分布を見ない」解析方針に原因がある.統計学的なデータ解析では背後にある確率論的モデルを考え,それらに合致した統計学的手法を採用しなければならない.
著者
揚妻 直樹
出版者
農山漁村文化協会
雑誌
生物科学 (ISSN:00452033)
巻号頁・発行日
vol.65, no.2, pp.108-116, 2013-11-01

シカによる農業被害や自然植生の改変はシカの異常増加によるものであると認識されてきた.その異常増加の原因として地球温暖化・天敵絶滅・狩猟者減少などが挙げられている. ところが,時代を今から数十~百数十年遡ると,日本各地のシカ生息数はかなり多かったことがわかってきた.そうなると,先に挙げられた原因の妥当性が怪しくなる.シカ個体群の消長には,農地周辺と山林で別々に起きた人間の土地利用の変化が大きく効いていると考え られた.
著者
揚妻 直樹
出版者
農山漁村文化協会
雑誌
生物科学 (ISSN:00452033)
巻号頁・発行日
vol.65, no.2, pp.117-126, 2013-11-01

野生シカに関して農作物被害と生態系への悪影響という二つの問題が起きている.どちらの問題に対しても,シカの個体数を駆除によって制御すれば問題が解決すると考えられてお り,実際そうした考えに基づく対策が長い間,継続されてきた.しかし,農作物を守ることと自然生態系を守ることは原理的に大きく異なる問題である.従って,異なる視点からの対策が求められる.ここでは,それぞれの問題はどういう発想で対処すべきかを考える.
著者
徳田御 稔
出版者
日本生物科学者協会
雑誌
生物科学 (ISSN:00452033)
巻号頁・発行日
no.54, pp.64-68, 1954-01
著者
徳田 御稔
出版者
日本生物科学者協会
雑誌
生物科学 (ISSN:00452033)
巻号頁・発行日
vol.2, no.3, pp.104-108, 1950-09
著者
徳田 御稔
出版者
日本生物科学者協会
雑誌
生物科学 (ISSN:00452033)
巻号頁・発行日
vol.4, no.4, pp.175-178, 1952-12
著者
徳田 御稔
出版者
日本生物科学者協会
雑誌
生物科学 (ISSN:00452033)
巻号頁・発行日
vol.4, no.1, pp.42-45, 1952-03
著者
浅川 満彦
出版者
日本生物科学者協会 (農文協)
雑誌
生物科学
巻号頁・発行日
vol.62, no.2, pp.124, 2011-02