- 著者
-
三浦 裕行
- 出版者
- 北海道大学総合博物館
- 巻号頁・発行日
- 2005-03-31
内田正練(うちだまさよし)氏は北海道大学水泳部の大先輩です。大正9年(1920)のベルギーアントワープ大会に参加した日本最初のオリンピック水泳代表選手であり、彼の地でクロール泳法を会得して帰国し、広くクロール泳法を日本に広めた日本近代水泳の功労者であります。内田正練氏の業績を再確認しようと過去の記録をまとめ北海道大学総合博物館第20回企画展示を計画しました。本書はそのパンフレットとして作成したもので、当時の競技記録と写真をもとに日本泳法からクロール泳法へと転換していった大正末期の水泳事情と内田正練氏の足跡を辿ろうとするものです。