著者
塩瀬 隆之 加納 圭 江間 有沙 工藤 充 吉澤 剛 水町 衣里
雑誌
研究報告エンタテインメントコンピューティング(EC) (ISSN:21888914)
巻号頁・発行日
vol.2016-EC-39, no.6, pp.1-4, 2016-03-09

協力型ボードゲームの舞台は 「制度疲労を起こした縦割り組織」.プレイヤーはその一員となり,次々と発生するハプニングを処理し,新人を鍛え,他部署の人間と情報やリソース共有しながら,全員で事業成立を目指す協力ゲームである.しかし,現実世界の協力の困難さを表す意味で,ボードゲームの中でも情報共有のチャンスはあえて希少に,協力型ボードゲームに不慣れな日本人には全員達成という終了条件そのものの難易度も高い.この困難を乗り越えた協力・対話スキルの獲得こそ,組織間の利害関係や専門家-非専門家の知識格差などの見えない壁の克服に寄与するとして,筆者らが社会対話技術研究の一環としてボードゲーム開発に取り組んだ過程について報告する.

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塩瀬隆之, 加納圭, 江間有沙, 工藤充, 吉澤剛, & 水町衣里. (2016). 難易度の高い協力型ボードゲームによる縦割り組織思考の克服. 研究報告エンタテインメントコンピューティング (EC), 2016(6), 1-4. https://t.co/4ObcH8PLcz
塩瀬隆之ほか.難易度の高い協力型ボードゲームによる縦割り組織思考の克服.情報学広場:情報処理学会電子図書館 https://t.co/PlQGYb82eK

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