著者
岡本 葵 藤田 英典
出版者
国際基督教大学
雑誌
国際基督教大学学報. I-A 教育研究 = Educational Studies (ISSN:04523318)
巻号頁・発行日
no.51, pp.93-102, 2009-03-31

アファーマティブ・アクションの目的は,過去の社会的・構造的差別によって何らかの不利益を被ってきた人々に対して積極的な配慮を行うことによって,実質的な機会均等を社会全体として達成することにある.しかし,今日,この概念の起源国アメリカにおいて,アファーマティブ・アクションを「逆差別」「反能力主義」とする批判が増加している.本稿は,アメリカにおけるアファーマティブ・アクションの展開を概観する中で,真の意味での「能力主義」を達成するためには,実質的な「機会均等」をめざすアファーマティブ・アクションの実施が有効な手段になり得ることを検討する.

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@Hiroshi12337131 @zacky1972 こちらの岡本,藤田『アメリカにおけるアファーマティブ・アクションの展開:制度・争点・課題』に 違憲・違法とされた制度として、 ①クォータ制、②2トラック制、③一定の点数付与というのが出てきます。これらはあったということです。 限定公募はこれより過激で無理かと。 https://t.co/n24IfV4d3S
https://t.co/DBLWmNhidi icuでの研究内容には、優遇は能力主義に反するので「償い」ではなく「多様性のため」になっていると指摘する 日本のフェミや政治家は周回遅れ
@amch6031 アメリカに関してはこの辺りとか。 https://t.co/k4jUDZ1JvL https://t.co/3RGJ9f8FIw
6 6 https://t.co/iVMbui5ZKp
アメリカにおけるアファーマティブ・アクションの展開:制度・争点・課題 https://t.co/Rs7A8uRsM0 "「中立的な」措置によるだけでは,差別的現実は解決されるどころか,再生産され持続することになり,さらには,その差別的現実を「中立である」として正当化することに(略

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