著者
彭 丹
出版者
国際日本文化研究センター
雑誌
日本研究 (ISSN:09150900)
巻号頁・発行日
vol.45, pp.11-50, 2012-03-30

日本には八点の国宝茶碗がある。八点のうち、南宋時代に焼造された天目が五点を占める。曜変天目三点、油滴天目一点、玳皮天目一点である。これらの天目茶碗は、生産地の中国の地には残されていないのに、なぜ日本に残っているのか?日本の国宝と中国の天目とは矛盾しないのか?天目を求め続ける日本人の情熱はいったい何か?

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そして、これが各種の天目茶碗に関してかなり良い解説となる論文なのでメモしておく。|国宝茶碗に見える日本文化の矛盾と相克 - 彭 丹 2012 | 国際日本文化研究センター学術リポジトリ

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国宝茶碗に見える日本文化の矛盾と相克 https://t.co/IfOQqd6q3C 曜変天目は中国の陶工にとって「窯変」であり、不吉な異変であるため、窯から出るなり消されてしまった。だが、日本の茶人にとっては、「窯変」ではなく「曜変」である。華麗な珍奇な唐物茶碗として愛され、代々尊ばれてきた。 https://t.co/Lt1q0pTnYT
一方天目についてはこんなのがネットに転がっていたので読ませていただくなかで、こと曜変が窯変(吉兆ではなく凶兆)とされたというのは一説に面白いなと感じました。おそらく宋代×鎌倉期という日中の時代感が曜変天目を生き残らせたのではないかと、思いを馳せてしまいます。 https://t.co/eJVnTGQ2w4
「窯変極佳、非人力所可致。人亦多毀之、不令伝。」 (窯変は非常に素晴らしい。だが、人力でできるようなものではないので、 世に伝わらないように、 人はたいていそれを毀してしまう) 中国最初の陶磁著作である『陶説』より 国宝茶碗に見える日本文化の矛盾と相克 https://t.co/ETsNbScC7S
<研究ノート>黒髪の変遷史への覚書https://t.co/4Vo4GXnNBz 国宝茶碗に見える日本文化の矛盾と相克https://t.co/SA8lRXILks 布衣始についてhttps://t.co/dvjR0WE35Y <研究ノート>近世中後期における武士身分の売買について : 『藤岡屋日記』を素材にhttps://t.co/42ZWnZ0uaB
1 1 https://t.co/EyL0SOUNPr
そして、これが各種の天目茶碗に関してかなり良い解説となる論文なのでメモしておく。|国宝茶碗に見える日本文化の矛盾と相克 - 彭 丹 2012 | 国際日本文化研究センター学術リポジトリ https://t.co/JCZGSIn8vJ

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