著者
馬場 宏二
出版者
大東文化大学
雑誌
経済論集 (ISSN:02874237)
巻号頁・発行日
vol.81, pp.79-87, 2003-04-30

まことに偶然のきっかけから見付けた。経済学者で「経済成長」という語を初めて使ったのは、ヨーゼフ・シュムペーターである。その『経済発展の理論』の初版に、「経済成長」 Wachstum der Wirtschaft という文字が出てくる。それが「経済成長」なる語の初出のようである。もっとも、これがすぐ、今日の「経済成長」の流行に繋がったわけではないし、意味上も今日の用法と全く同義とは解しきれないないところがある。しかし、多くの論者が「経済成長」の創案者だろうと漠然と予期しているアルフレッド・マーシャルは、「企業成長」とは述べたものの、「経済成長」という語は終に使わなかった。しかるべき経済学者で「経済成長」と述べたのは、どうやらシュムペーターが最初らしいのである。
著者
片岡 泰彦
雑誌
経済論集 (ISSN:02874237)
巻号頁・発行日
no.110, pp.57-91, 2018-09-30

複式簿記の起源は、古代ローマ起源説と中世イタリア起源説の2つの説がある。古代ローマ起源説は、古代ローマ時代の代理人簿記を複式簿記の起源とする説である。中世イタリア起源説は、中世イタリア都市国家の商人の会計帳簿の分析から、トスカーナ説、ジェノヴァ説、ロンバルディーア説、ヴェネツィア説に分かれる。同時期説は、起源を一都市及び特定の会計帳簿に限定せず、各都市で、ほぼ同時期に複式簿記が生成したと考える説である。
著者
竹永 進
出版者
大東文化大学
雑誌
経済論集 (ISSN:02874237)
巻号頁・発行日
vol.82, pp.41-66, 2004-02-25
著者
竹永 進
出版者
大東文化大学
雑誌
経済論集 (ISSN:02874237)
巻号頁・発行日
vol.83, pp.33-58, 2004-07-25
著者
竹永 進
出版者
大東文化大学
雑誌
経済論集 (ISSN:02874237)
巻号頁・発行日
vol.80, pp.75-94, 2002-12-20
著者
竹永 進
出版者
大東文化大学
雑誌
経済論集 (ISSN:02874237)
巻号頁・発行日
vol.81, pp.15-39, 2003-04-30
著者
葛目 知秀
雑誌
経済論集 (ISSN:02874237)
巻号頁・発行日
no.112, pp.133-151, 2019-09-30

本研究ノートの目的は1980年代以降のベネズエラの経済状況について、主な経済指標のデータを整理・概観するとともに、関連する実証研究をサーベイし、今後の研究の基礎とすることである。本研究ノートで取り上げる経済指標は実質経済成長率・名目貨幣残高・インフレ率・政策金利・為替相場・対外債務である。また、ベネズエラの外国為替相場制度の変遷についても言及する。
著者
竹永 進
出版者
大東文化大学経済学会
雑誌
経済論集 (ISSN:02874237)
巻号頁・発行日
no.104, pp.27-60, 2015-09

新メガ全四部門のうち『資本論』に関係するすべての刊本と関連草稿を収録した第Ⅱ部門が、他の諸部門に先行して2012年に全巻刊行され完結した。この部門全体の構成と編集方針、ならびに、この部門を構成する各巻の刊行の経緯を解説し、あわせて、この完結にともなって新たに発生する諸問題・課題についても問題提起をおこなう。
著者
大河内 暁男
出版者
大東文化大学
雑誌
経済論集 (ISSN:02874237)
巻号頁・発行日
vol.86, pp.1-15, 2006-03-25