著者
渡辺 治雄
出版者
山形県立米沢女子短期大学
雑誌
山形県立米沢女子短期大学紀要 (ISSN:02880725)
巻号頁・発行日
vol.36, pp.9-19, 2001-12-28

Die mittelalterliche Konige des Deutschlands hatten keine Hauptstadt wie die moderne Staaten and reisten von Pfalzen zu Pfalzen im ihren Reiche um. Diese Umreise der Konige stellte die Grundstruktur des mittelalterlichen Staates dar, der nicht der Flachenstaat wie der moderne Staat sondern der Personenverbandsstaat ist. Dieser Aufsatz beschreibt den Wert von der Annalen (chronicon) and der Konigsprivilegien (dilomata) als Geschichtsquelle fur das Studium uber die koniglichen Umreise and die sognannte Konigsstraβe. Der Objekt deieses Aufsatzes ist die Heraushebung der Inifiative von der Konige fur die Erhaltung and Verwaltung der Konigsstraβe im hohen Mittelalter, wenn das Lehnswesen uber die ganzen Lander sich verbreitete. Schlusselworter : Reisekonigtum, Pfalz, Konigsstraβe, Annalen, Konigsprivileg, Ronkalische Gesetzgebung
著者
山田 則子 田渕 三保子
出版者
山形県立米沢女子短期大学
雑誌
山形県立米沢女子短期大学紀要 (ISSN:02880725)
巻号頁・発行日
vol.37, pp.115-120, 2002-12-27
被引用文献数
1

ウコギの生理活性がカット野菜の栄養成分の変化に及ぼす影響を明らかにするために、カット処理によるキャベツおよびキュウリのビタミンC含量の変動を調べ、ウコギ抽出液の浸積処理が千切りキャベツのビタミンC含量に及ぼす影響を検討した。(1) 野菜のカット処理はビタミンC量を減少させたが、その減少率は野菜の種類により異なり、キャベツでは約20%、キュウリは50%以上であった。また、カット後の冷蔵保存5日目のビタミンC量の減少はキャベツでは約20%であったが、キュウリのビタミンCはほとんど残存していなかった。(2) ウコギ抽出液に30分浸積した千切りキャベツのビタミンC含量の減少はほとんど認められなかった。しかし各溶液浸積によるビタミンC含量の減少は、食塩水10%、蒸留水20%、次亜塩素酸ナトリウム溶液27%、クエン酸溶液48%、酢酸溶液69%であった。(3) 浸積処理後の千切りキャベツの冷蔵保存3日目のビタミンC含量はウコギ抽出液、食塩水、蒸留水、次亜塩素酸ナトリウム溶液処理ではいずれも未処理の場合と同様に約10%の減少を示したが、クエン酸溶液と酢酸溶液処理では約60%大きく低下した。以上の結果から、ウコギ抽出液はカット野菜のビタミンC含量の保持に有用であることが示唆された。
著者
山本 淳
出版者
山形県立米沢女子短期大学
雑誌
山形県立米沢女子短期大学紀要 (ISSN:02880725)
巻号頁・発行日
vol.42, pp.101-121, 2007-01-31

近世期京都の戯作『井中水』には、九州侍・奥州侍が登場するが、その会話部に見られる俚言について、当世最大級の全国方言書『物類称呼』の記述に照らして検討した。その結果、『物類称呼』採録語からの転載がかなり認められた。正しく援用した例の外に、無批判に受け容れたために現地での実態にそぐわないもの、勝手な解釈を用いたために『物類称呼』の記述に逆らう例のあることが判明した。また、両人物の描き分けについては雑駁であり、両方言が同一人物の会話部に入り交じっている実態が明確になった。しかし一方で、『物類称呼』採録語ではない俚言もしくはその記述に相違する語形も存し、しかもそれが今日的な九州方言・東北方言に連続することも明らかになった。
著者
清宮 剛
出版者
山形県立米沢女子短期大学
雑誌
山形県立米沢女子短期大学紀要 (ISSN:02880725)
巻号頁・発行日
vol.27, pp.十一-二十, 1992-12-28
著者
亀ヶ谷 雅彦 カメガヤ マサヒコ Kamegaya Masahiko
出版者
山形県立米沢女子短期大学
雑誌
山形県立米沢女子短期大学紀要 (ISSN:02880725)
巻号頁・発行日
no.44, pp.35-46, 2008-12

本論文では、山形県における白バラ会運動の展開について概観した。新聞記事などから同運動の初期段階をまとめると、若者の投票率低下と青年団体の変遷の中で、新有権者政治学習講座修了者の組織化という一種の同窓会的な手法を用いて、その時代の潮流に見合った形で新たな青年層の組織化を狙ったものが、山形県における白バラ会運動の始まりであったと言える。
著者
亀ヶ谷 雅彦
出版者
山形県立米沢女子短期大学
雑誌
山形県立米沢女子短期大学紀要 (ISSN:02880725)
巻号頁・発行日
vol.37, pp.85-93, 2002-12-27

本論文では、選挙世論調査の法的規制はどのような国で行われる傾向があるかについて、社会経済要因や政治制度といったマクロ的な視点から分析した。統計データを性差、社会の高度化・都市化、報道の自由、政治制度という4つの要因に分けてクラスカル=ウォリス検定およびχ^2検定を行った結果、規制のある国には、a) 男性人口の割合が有意に少ない、b) 第二次産業従事者の割合が有意に多い、c) 自然人口の増加率が有意に少ない、d) 15-64歳人口の割合が有意に多い、e) 複数政党選挙で秘密投票する権利を尊重する度合いが有意に大きい、といった傾向があった。さらに有意差のあった変数間でロジスティック重回帰分析を行ったところ、法的規制の有無に最も影響が大きい要因は複数政党選挙で秘密選挙をする権利の尊重度であることがわかった。