著者
中島 一
出版者
愛知工業大学
雑誌
愛知工業大学研究報告 (ISSN:03856771)
巻号頁・発行日
vol.7, pp.217-222, 1972-03-30

筆者は去る1970年8月アメリカ合衆国・カナダの都市および建築について調査研究のため出張した.この報告は,そのときニューヨークに立ち寄り,目下建築中の世界長高の超高層ビルとなるワールド・トレード・センターの建設事務所および工事現場において設計・施工について調査・研究した結果に考察を加えたものである.
著者
堀 卓也 安田 伍朗 井上 真一
出版者
愛知工業大学
雑誌
愛知工業大学研究報告 (ISSN:03856771)
巻号頁・発行日
no.9, pp.231-234, 1974-03

われわれは今まで前駆体として使用されたことのない,トニトロソフェナントロトリアゾール〔III〕を使い,デヒドロフェナントレン〔IV〕中間体の確認を試み,テトラフェニルシクロペンタジュノンで捕捉すると,相当する化合物,1.2.3.4-テトラフェニルトリフェニレン〔V〕を得た.デヒドロベンゼン発生に前駆体として使用された1-ニトロソトリアゾール環からアリーンの生成が一般的なものであり,デヒドロフェナントレン発生にも使用されることをみつけたので報告する.
著者
高木 清
出版者
愛知工業大学
雑誌
愛知工業大学研究報告 (ISSN:03856771)
巻号頁・発行日
vol.7, pp.263-271, 1972-03-30

高力Al第一種丸棒を超硬バイトで旋削した場合の構成刄先の性状を求める為,主として顕微鏡的観察により,実験し得た結果を綜合すると次の通りである.1)構成刄先は切削速度約IOOm/min以内で生成する.2)切削時間の構成刄先の高さに及ぼす関係は中速でほ高さはぼ一定で関係なく,低速に於ては高さの変動甚しく一定の関係を示さない.3)構成刄先先端部のすくい角は低速に於ては小さく,高速になるに従い大きくなるが一定の傾向は認められない.4)構成刄先背面の形状は地物線形をなすが,刄先の成長状態と関連が深い.5)構成刄先内部の切削線付近では母材の約2.5倍のかたさを有し,溶着状態を示すが,背面尾部に行くに従いかたさは低下し1.5倍程度となり,分裂層状が明白になる.
著者
鈴木 善平
出版者
愛知工業大学
雑誌
愛知工業大学研究報告 (ISSN:03856771)
巻号頁・発行日
vol.10, pp.13-18, 1975-03-30

自然児小麦色の少女は,文明の生活の中で自分の内に失われたもののあるのを知り,去って自然の中へ帰る.自然児を打ちのめした文明の力を,自然の力よりも偉大であると思い違いしてはならない.すべての力を支配する真に偉大な法則が存在する.その法則は「おだやかな法則」である.シュティフターは小麦色の少女の幸福を願い少女をこの法則に委ね,養女ユリアーナの幸福を祈ってこの法則がユリアーナの上に働くことを願った.
著者
工藤 市兵衛 鈴木 達夫 松広 尚佳
出版者
愛知工業大学
雑誌
愛知工業大学研究報告 (ISSN:03856771)
巻号頁・発行日
vol.9, pp.113-119, 1974-03-30

この研究は単調作業についての研究として今回は週休2日制の導入の重要性から,週6日制と週5日制における単調作業者の疲労比較を行なった研究である.週6日制・週5日制を以下6つの面から考察を行なった.(1)週6日制・過5日制各3週間づつ計6週間連続の疲労自覚症状調査の30項目訴え率から見た場合 (2)上記の平均訴え率を時間帯別に見た場合 (3)上記の平均訴え率を過変化から見た場合 (4)作業前と作業後の訴え率の比較から見た場合 (5)昼休みの回復度から見た場合 (6)TOTALの段階別の症状群の構成比から見た場合 そして,各々の特徴点を導き出してある.