著者
井上 征矢 山本 早里 三井 秀樹
出版者
日本デザイン学会
雑誌
デザイン学研究. 研究発表大会概要集 (ISSN:09108173)
巻号頁・発行日
no.49, pp.212-213, 2002-11-05

When we see the follwing stripe, we can recognize the Border Contrast (BC) vividly. It is already known that the value difference is most influential for the cognition of BC. In this paper, we present the result of the experiment characterising BC, based on hue or chroma difference, and conclude the following. 1) BC can be seen in this stripe composed by hue or chroma difference. 2) Chroma BC tends to be visible in the stripe with red, but hard to be visible in the stripe with green. 3) The strength of chroma BC is influenced by stripe width. In case of yellow or blue, the larger stripe width is more effective for the cognition of BC, comparing with the stripe with red or green.
著者
金 明蘭 樋口 孝之 宮崎 清
出版者
日本デザイン学会
雑誌
デザイン学研究 (ISSN:09108173)
巻号頁・発行日
vol.53, no.1, pp.59-68, 2006-05-31

韓国では1990年から地域の象徴通りとして「文化通り」での整備が進んでいる。本研究では、「文化通り」の街路空間特性の考察、ならびに、完工済みである「文化通り」の現地調査と自治体管理者へのインタビュー調査から舗装面の物理的形態と通りの利用特性について解析を行い、「文化通り」のフットスケープデザインについて総合的な考察を行った。現状では、ローリング工法であるアスファルト舗装と経済的なセメントブロック舗装が大部分を占めており、歩車共存、施工の容易性、経済性が優先されている。美的配慮や地域特性の表現、環境親和へ配慮がなされたフットスケープデザインは少ない。一方で、「文化通り」は地域の要所に設定され人通りも多く、半数の箇所でイベントも開かれていることが確認された。「文化通り」のフットスケープデザインおいては地域のアイデンティティの表現が強く求められ、ブロック舗装をはじめとした多様なパターン展開を容易とする舗装を積極的に活用することが有効である。
著者
阿部 眞理
出版者
日本デザイン学会
雑誌
デザイン学研究 (ISSN:09108173)
巻号頁・発行日
vol.51, no.6, pp.35-44, 2005-03-31
被引用文献数
1

これまでの圧縮木材に関する研究では、家具・建具及び内装用部材へ適用する際に必要となるスギ圧縮材の力学的特性および視覚、触覚といった感覚特性について他の木材と比較し、その位置づけを行った。そのいずれにおいても硬い広葉樹材と同等の特性を保有する結果となったことから、本稿では、家具・建具及び内装用部材へのスギ圧縮材の適用方法を検討した。その結果、スギ圧縮材を無垢で使用するだけでなく、その突き板単板による木質材の製作が可能であることを確認した。そこで、これらによる学校用および家庭用家具、室内用ドア、床材、成形合板による家具及びシロフォンの試作を行った。その結果、スギ圧縮材およびその突き板単板による木質材は、従来の木製品に対する製作技術と同等に扱うことが出来、仕上がりも遜色ない製品の製作が可能であるといった結果を得た。このことから、スギ圧縮材は、高品質の新たな木材料として期待できることが明らかとなった。
著者
山田 貴史
出版者
日本デザイン学会
雑誌
デザイン学研究. 研究発表大会概要集 (ISSN:09108173)
巻号頁・発行日
no.48, pp.332-333, 2001-10-15

;Recently, digital fonts became to be designed easily by widespread use of computers.However, the font design process is not clear. So, in this study, the purpose is to make it clear by systematic approach. To design digital font, at first, it is necessary to decide on the design concept.This is one of the most important process.Afterwards, designing the typeface.This is divided into seven processes. 1)Configuring font environment 2)Making the font image 3)Designing font elements 4)Assembling font elements 5)Putting typeface into shape 6)Regulation of all 7)Assigning character code, and bringing digital font to completion.With these processes, I think that the font design process is more clear.