著者
西村 正身
出版者
作新学院大学
雑誌
作新学院大学紀要 (ISSN:09171800)
巻号頁・発行日
vol.18, pp.23-38, 2008-03

「アリストテレスとフィリス」の名でタイプ登録されている説話がある。命名のもととなった作品は、13世紀末頃に書かれた無名氏のドイツ語による作品である。藤代幸一による邦訳があるが、ここではフォン・デア・ハーゲンによる梗概でどのような物語なのかを紹介しよう。
著者
塩田 徹 森尻 強 佐藤 幹夫
出版者
作新学院大学
雑誌
作新学院大学紀要 (ISSN:09171800)
巻号頁・発行日
vol.17, pp.91-103, 2007-03
被引用文献数
2

女子大学生105名を対象に,正しい姿勢をとるための意識,およびそのように意識した時の姿勢変化の関係,姿勢と自覚症状との関係,さらには姿勢に対する関心や認識を総合的に調査・検討を行った.対象者の姿勢は,良好・そり腰・猫背,さらにそり腰と猫背の両方の条件をみたしているそり腰+猫背の4つに分類した.良い姿勢をとろうとしたときの意識,自覚症状,ハイヒールを履く頻度をアンケートにより調査した.得られた結果を以下にまとめた.(1)平常時の姿勢において良好者が少なく,早急な対策が必要である.(2)頭部が著しく前方に移動している姿勢の割合が高かった.頚椎も一緒に対策を講じる必要がある.(3)良い姿勢を意識することで,猫背は解消されるが,そり腰が増加し,結局良好は増えない.胸部と腰部の湾曲も適正になるような,矯正のための言葉を考えることが大切であろう.(4)平常時姿勢ごとの,良い姿勢をとるための意識の差異について検討した.その結果,強く意識することに平常時の姿勢ごとに違いは認められなかった.(5)平常時姿勢が同一で,課題姿勢が異なる群ごとに姿勢矯正の意識の平均値を算出し,差の検定をおこなったが,有意な差を認めることはできなかった.(6)姿勢を矯正するために,集団による一般的な傾向を理解させたのでは難しく,個別に行う必要があることが示唆された.(7)女子大生が自覚症状を訴える率は高率であるものの,今回,姿勢やヒールの高い履物との関係を認めることはできなかった.(8)自分自身の姿勢に対する認識や関心においても,平常時の姿勢ごとに差異を認めることはできなかった.
著者
中山 緑朗
出版者
作新学院大学
雑誌
作新学院大学紀要 (ISSN:09171800)
巻号頁・発行日
vol.16, pp.1-19, 2006-03-23

1232年に制定された鎌倉幕府法である『御成敗式目』は、唐律の影響下に成立した公家法を継承した面もある。条文に用いられている漢語語彙を検討すると、(1)古代中国の歴史書に共通する伝統的な漢語、(2)伝統的な漢語であるが、意味などが日本的に変容した<和化漢語>、(3)中国での用例を見ない<和製漢語>、の三種に分類することができる。本稿では(2)(3)について検証する。