著者
隈 正雄
出版者
日本生産管理学会
雑誌
生産管理 (ISSN:1341528X)
巻号頁・発行日
vol.8, no.1, pp.46-51, 2001-12-20 (Released:2011-11-14)
参考文献数
8

システム設計におけるシステムエンジニアの能力の差異は, 極めて大きい。本論ではシステム設計における要件定義のレベルの差異を, ユーザーニーズの把握や吸収方法の誤りに焦を当てて考察する。そして, 企業における構成員を, 作業員・管理者・経営者に分類し, 各構成員別のニーズの特性について考察する。特に, 経営者については, ニーズとその解決案の別の重要性について述べる。以上の考察から, 企業の構成員別ユーザーニーズの把握方法を提言する。
著者
石島 隆
出版者
日本生産管理学会
雑誌
生産管理 (ISSN:1341528X)
巻号頁・発行日
vol.11, no.1, pp.117-122, 2004

ビジネスのために企業内で生成・加工・利用されたり, 企業間で授受される情報 (これを「ビジネス情報」と定義) の証拠力を確保・向上するためには, 情報の原本性保証とその生成・加工・利用・伝達プロセスの信頼性保証とともに, その情報の目的適合性を保証する仕組みが必要である。<BR>情報の目的適合性保証のうち, 情報が持つ意味について, その出し手と受け手の共通認識を形成する仕組みとして, XML (eXtensible Markup Language) をベースとした情報の記述の標準化を挙げることができる。<BR>一方, 情報の原本性保証に関する組織内のマネジメントシステムの標準化としては, レコードマネジメント (ISO15489) を挙げることができる。<BR>本稿では, これらの標準化とそれを用いた制度化が, ビジネス情報の生成・加工・利用・伝達プロセスにおいて果たす役割と効果について考察した。
著者
田中 正敏 一森 哲男 山田 茂
出版者
日本生産管理学会
雑誌
生産管理 (ISSN:1341528X)
巻号頁・発行日
vol.9, no.1, pp.7-12, 2002-07-10 (Released:2011-11-14)
参考文献数
13

本論文では, 発見されたフォールトの修正も考慮したとき, 与えられたテスト労力量をどのように配分すれば単体テストのモジュールで発見されるフォールト数の期待値が最大になるかを議論する.ここで, 投入されるテスト労力量と達成されるソフトウェア信頼性を関係づけるために, テスト労力依存型ソフトウェア信頼度成長モデルを適用する. また, 以上の結果を数値例により具体的に示す.
著者
井上 治樹
出版者
日本生産管理学会
雑誌
生産管理 (ISSN:1341528X)
巻号頁・発行日
vol.12, no.1, pp.71-76, 2005

「複雑系」の企業経営論が提言するいくつかのメッセージのうち, 三つを前回取り上げた。本論では残りの提言について, やはり, 企業経営の実務面に照らし合わせて論評する。
著者
隈 正雄
出版者
日本生産管理学会
雑誌
生産管理 (ISSN:1341528X)
巻号頁・発行日
vol.9, no.1, pp.37-42, 2002-07-10 (Released:2011-11-14)
参考文献数
5

本論は, ERPと簡易なレベルの異なる2つのパッケージソフトの機能を比較して, システムの機能レベルの差異を分析したものである。そして, この差異をビジネスプロセスとの関連で考察し, システムのシンプル化への留意点を提言するものである。
著者
吉川 伸一 田中 正敏
出版者
日本生産管理学会
雑誌
生産管理 (ISSN:1341528X)
巻号頁・発行日
vol.8, no.2, pp.59-63, 2002

本論文は, 双方向代替可能な二品目在庫管理で生じる諸費用の総和を最小にする最適資源配分問題を取り扱う. ここで, "双方向代替可能な" とは, ある品目に対して品切れが生じたときに, もう一方の品目をある代替率で代用することである. 但し, 各地域の需要分布は不確定であるが, その需要の累積分布関数は増加関数で連続関数であるとする. 特に, ほとんど解析学的に解ける問題として需要の同時確率密度関数を指数関数とする. また, ここでの在庫問題は新聞売り子問題と呼ばれるタイプの問題を利用する. さらに, 以上の結果を数値例により具体的に示す.
著者
福家 雅城
出版者
日本生産管理学会
雑誌
生産管理 (ISSN:1341528X)
巻号頁・発行日
vol.15, no.2, pp.89-94, 2009-03-31 (Released:2011-11-14)
参考文献数
3

RP・多段階スケジューラ等の原則として全工程計画を前提とした計画作成システムについて, 導入~運用する場合の前提条件と特徴及び問題点を述べ, 次に実務で行なわれている管理手法及び, 実務の実情を考察し, 既存システムが期待通り運用出来ない構造上の問題点を提示する。尚, 本稿は, 流れ品繰返し生産の多段階工程生産で, 受注情報は予測・確定情報が混在し, 実績収集はPOP利用等を行えず, ほぼ24時間フル稼働も有り得る生産を行う製造業を対象とする。
著者
山際 康之
出版者
日本生産管理学会
雑誌
生産管理 (ISSN:1341528X)
巻号頁・発行日
vol.17, no.1, pp.83-88, 2010-10
被引用文献数
1
著者
山際 康之
出版者
日本生産管理学会
雑誌
生産管理 (ISSN:1341528X)
巻号頁・発行日
vol.14, no.1, pp.17-26, 2007-10
被引用文献数
1