出版者
日経BP社
雑誌
日経automotive technology (ISSN:18819362)
巻号頁・発行日
no.11, pp.90-95, 2009-03

2009年1月に開かれたデトロイトモーターショー(North American International Auto Show)。日産自動車、三菱自動車、スズキ、ドイツPorsche社、イタリアFerrari社が出展を取りやめた。ホンダやドイツDaimler社、韓国の現代自動車などは出展したものの、プレス発表会を中止した。自動車不況の大きさを感じさせるショーとなった(図1)。
出版者
日経BP社
雑誌
日経automotive technology (ISSN:18819362)
巻号頁・発行日
no.1, pp.140-145, 2007-07

2007年4月に開かれたニューヨーク・モーターショー(New York International Auto Show)。北米で好調な日本車メーカーからの新型車が目立つ半面、米国メーカーや欧州メーカーからは新しい提案は少なかった(図1)。ショーの主役を飾ったのは、日産自動車の「Infiniti」、トヨタ自動車の「Lexus」ブランド、そして富士重工業の新型「インプレッサ」だった。
出版者
日経BP社
雑誌
日経automotive technology (ISSN:18819362)
巻号頁・発行日
no.34, pp.56-62, 2013-01

5年後のクルマは予防安全技術がより強化されていく。その理由は二つある。一つは大型車での規制強化。欧州と日本で自動ブレーキの法規化が相次いでいる。欧州では2013年11月から新型車にAEBS(先進緊急ブレーキ)の装着とLDW(車線逸脱警報)の装着が義務付けられ、その2年後の2015年から継続生産車にも適用される(図1)。
出版者
日経BP社
雑誌
日経automotive technology (ISSN:18819362)
巻号頁・発行日
no.33, pp.46-51, 2012-11

2012年9月にドイツVolkswagen社(VW)は7世代目となる新型「Golf」の詳細を公開した(図1)。その大きな特徴は燃費を最大23%向上させていることで、エンジンの改良と並んでそのための原動力となっているのが、最大100kgにも及ぶ車体の軽量化だ。
出版者
日経BP社
雑誌
日経automotive technology (ISSN:18819362)
巻号頁・発行日
no.14, pp.72-77, 2009-09

日本のカー・ナビゲーション・システム(カーナビ)が大きく変わろうとしている。通信技術の進化で、カーナビの機能のかなりの部分を携帯電話機で代替できるようになるからだ。簡易型カーナビのPNDも通信技術で高性能化を図る。「高価だが高性能」という日本独特の進化を遂げてきたカーナビも通信技術を取り込むだけでなく、「車両連携」の強化に活路を見いだそうとしている。
出版者
日経BP社
雑誌
日経automotive technology (ISSN:18819362)
巻号頁・発行日
no.32, pp.58-63, 2012-09

ホンダは2012年4月に「ステップワゴン」を部分改良し、それまでJC08モードで13.4km/Lだった燃費を15.0km/Lに引き上げた。全体で12%向上した燃費のうち、アイドリングストップ機構の効果を除いた5%が刷新したCVT(無段変速機)の効果だ(図1)。 実は、このCVTはステップワゴンにだけ搭載されるわけではない。
出版者
日経BP社
雑誌
日経automotive technology (ISSN:18819362)
巻号頁・発行日
no.22, pp.72-75, 2011-01

中国は総合経済政策である第12次5カ年計画(2011〜2015年)の草案の中で環境、資源エネルギ、ITなどの革新的技術の重要性を示している。 EVS25では、新エネ車関連の自主開発促進などを含む高度技術開発計画「863計画」にかかわる中国科学技術部の関係者が、第12次5カ年計画に沿った新エネ車の普及戦略について発表した。
出版者
日経BP社
雑誌
日経automotive technology (ISSN:18819362)
巻号頁・発行日
no.46, pp.64-69, 2015-01

本誌が2014年10月に新たに評価した3種類の自動ブレーキ機能は、富士重工業の新型ワゴン「レヴォーグ」に搭載する「EyeSight(ver.3)」、マツダのセダン「アテンザ」に搭載する「スマート・ブレーキ・サポート(SBS)&スマート・シティ・ブレーキ・サポート(SCBS)…
出版者
日経BP社
雑誌
日経automotive technology (ISSN:18819362)
巻号頁・発行日
no.9, pp.108-112, 2008-11

新装した追浜のテストコース「グランドライブ」で8月、日産自動車が先進技術説明会を開催した。目玉は2010年度中に発売予定のハイブリッド車(HEV)と電気自動車(EV)。こうした環境技術に加え、安全技術ではレーダを使った後側方の衝突防止システム、GPS携帯を使って車両周辺の歩行者の存在を警告するシステムも公開した。
出版者
日経BP社
雑誌
日経automotive technology (ISSN:18819362)
巻号頁・発行日
no.31, pp.54-62, 2012-07

2011年9月のフランクフルトモーターショーでマツダが公開した新型SUV(スポーツ・ユーティリティ・ビークル)の「CX-5」、同年12月の東京モーターショーにドイツVolkswagen社が出展したコンセプト車「Cross Coupe」、ことし3月のジュネーブモーターショーに日産自動車が出展したコンセプト車「ハイクロスコンセプト」(図1)―。 これらのモデルは、単なる新型車、あるいは将来の…
出版者
日経BP社
雑誌
日経automotive technology (ISSN:18819362)
巻号頁・発行日
no.15, pp.99-101, 2009-11

日産はデザイン重視のSUVとして、従来から「ムラーノ」や「Infiniti FX」などを販売しており、「スカイライン クロスオーバー」(図1)もその延長線上にある。スカイラインやInfiniti FXに採用している「FR-L」プラットフォームを使った新ジャンルの車種としてどんなものが考えられるか、というのが新型車の発想の原点だったという。
著者
三浦 孝久 桑原 敏郎
出版者
日経BP社
雑誌
日経automotive technology (ISSN:18819362)
巻号頁・発行日
no.12, pp.122-127, 2009-05

シンコーとナ・デックスはヘム折りをするロボットを開発した。手先にローラを持たせ、ワークの縁を転がす。従来はプレス機を使っていたため、製品の種類だけ金型が必要だった。ロボットはプログラムを変えるだけですべての製品に対応でき、金型費を節約できる。電気代も1/3で済み、加工の総コストを半分にできる。
出版者
日経BP社
雑誌
日経automotive technology (ISSN:18819362)
巻号頁・発行日
no.5, pp.110-115, 2008-03

2008年最初の国際展示会となるデトロイトモーターショー2008(North American International Auto Show 2008)が、1月13日から開催された(図1)。数年来、元気がなかった米ビッグ3からはハイブリッド車やプラグインHV(ハイブリッド車)、次世代の燃料電池車の出展が相次ぎ、欧州メーカーからはディーゼル車が多数登場した。 1年前のデトロイトショー。
著者
森本 雅之
出版者
日経BP社
雑誌
日経automotive technology (ISSN:18819362)
巻号頁・発行日
no.24, pp.92-95, 2011-05

電気自動車(EV)/ハイブリッド車(HEV)向けの駆動用モータは、永久磁石埋め込み式が主流だが、産業用では誘導モータを使う製品は多い。誘導モータは構造や制御が簡単であるため、EV/HEVに使えば、コストを下げられる可能性がある。誘導モータは、低い回転域では効率が低いが、高い回転域では永久磁石式と同等を期待できる。
出版者
日経BP社
雑誌
日経automotive technology (ISSN:18819362)
巻号頁・発行日
no.27, pp.133-136, 2011-11

慶應義塾大学環境情報学部教授の清水浩氏が社長を務めるEV開発ベンチャーのSIM-Driveは、2009年の設立後、最初の成果といえる先行開発第1号車「SIM-LEI(Leading Efficiency In-wheel motor)」を、2011年3月末に完成させた。この開発のとりまとめ役として働いたのが同社で車輌開発統括部長と車両試作評価室長を兼任する眞貝知志である。
出版者
日経BP社
雑誌
日経automotive technology (ISSN:18819362)
巻号頁・発行日
no.6, pp.122-125, 2008-05

13代目となる新型クラウンは、従来の「ロイヤル」、スポーティーな「アスリート」に加えて、「ハイブリッド」を追加したのが特徴だ(図1)。 商品開発本部エグゼクティブチーフエンジニアの寺師茂樹氏は「社会は低燃費のクルマを求めている。クラウンを将来にわたって存続させるためにハイブリッドを追加する必要があった」と説明する。
出版者
日経BP社
雑誌
日経automotive technology (ISSN:18819362)
巻号頁・発行日
no.18, pp.64-69, 2010-05

2010年1月に開催されたデトロイトモーターショー。会場で異彩を放っていた車種の一つが、このショーで初めて一般公開されたドイツAudi社の最高級車である新型「A8」(扉写真参照)だ。同社のスポーツカー「R8」に続き、ロービーム、ハイビームを含むすべての光源をLED化したフルLEDヘッドランプをオプション設定した。
出版者
日経BP社
雑誌
日経automotive technology (ISSN:18819362)
巻号頁・発行日
no.46, pp.70-75, 2015-01

マツダは、先行車や対向車の運転者にまぶしくないように制御できるLEDヘッドランプを出展した(図2)。ハイビームのLED光源を四つのブロックに分割し、それぞれのブロックを個別に点灯・消灯できるようにしている。別体のカメラで対向車のヘッドランプや先行…
出版者
日経BP社
雑誌
日経automotive technology (ISSN:18819362)
巻号頁・発行日
no.34, pp.133-136, 2013-01

1990年代を通じたディーゼルターボエンジンの急速な進化により、欧州市場では、乗用車用でガソリンエンジンとほぼ半々というほどディーゼルエンジン比率が上がっている。ディーゼルのターボ化に次いで、ここ数年、顕著な拡大を見せているのが、ガソリンエンジンの排気量を下げて燃費を向上させ、低下した出力をターボチャージャなど過給機の装着で補う「ダウンサイジング」の動きだ。
出版者
日経BP社
雑誌
日経automotive technology (ISSN:18819362)
巻号頁・発行日
no.30, pp.46-52, 2012-05

レースカーやスポーツカーで最も実績があるのは、プリプレグを積層し、オートクレーブで硬化させる熱硬化性CFRP(p.47の別掲記事参照)。例えば、日産自動車「リーフ」のモータ、減速機をミッドシップに搭載したデモンストレーション用のEV(電気自動車)レースカー「リーフNISMO RC」も、キャビンからカウルまでほとんどをプリプレグで造っている(図1)。